テトリスを終了させるという偉業を13才のゲーマーが達成
13才のアメリカ人ゲーマーが、テトリスに勝利した。得点を続け、レベルを上げ続け、ゲーム自体が止まってしまうという最終画面にまで到達したのだ。これが出来るのは、これまでAIだけだった。
レベル157に到達
Blue Scutiというニックネームで知られるオクラホマ州のWillis Gibson君(13才)は、Nintendo版のテトリスをフリーズさせた。ゲーム機が壊れたからでなく、あまりにレベルが高くなり、ゲームソフトがそれ以上作動できなくなったからだ。このような現象は、ゲーマーの間で「キル·スクリーン(kill screen)と呼ばれ、テトリスの「真のエンディング」とされている。
テトリスのレベルは、29が最高だろうとこれまで考えられていた。そのレベルを超えると、人間の反応速度では操作が追いつかないとされていた。
ところがGibson君は、38分のプレイで、何とレベル157に到達。その様子を、先日、YouTubeに投稿した。「指の感覚がない、手の感覚がない……気絶しそうだ」と言いながらも、プレイを続ける彼の姿と、恐ろしいスピードでブロックが落ちて来るゲーム画面が写っている。(レベルが高過ぎるため、ブロックの色が異常になり、レベル表示も無茶苦茶になっている)
海外メディアによれば、「キル·スクリーン」に到達できたのは、これまでAIだけだったそう。Gibson君は、それを初めて達成した人間ということになる。
彼は「ローリング」と呼ばれる、比較的新しいテクニックを用いてプレイしていた。そのため、1秒間にボタンを少なくとも20回押すことができたらしい。また、「週に20時間はゲームプレイの練習をしている」とメディアに話している。
テトリスは1984年に、Alexey Pajitnovというロシア(当時はソ連)の科学者が作ったゲーム。1988年には任天堂のファミコン版が発売され、ブームの始まりとなった。(了)
出典元:abc News:A 13-year-old has managed to ‘beat’ Tetris. Up until recently, the feat was thought impossible for a human(1/4)
出典元:cna:US teen becomes first human to beat Tetris(1/4)
出典元:sky news:Game over! Teenager becomes first person to ‘beat’ Tetris(1/3)