バンクシーの新たな作品か?ロンドンに木々の緑を描いたアートが出現
イギリスの首都・ロンドンに、バンクシーのものと思われる新たなアート作品が現れた。
まだ正式に確認されていない
そのアート作品は3月17日、ロンドン北部のイズリントン地区で発見されたという。
その街にある、葉のついていない木の背後の壁に、鮮やかな緑が塗られ、その脇には圧力ホースを持った人物が描かれていた。
しかしまだ、この作品がバンクシーのものと明らかになったわけではない。バンクシーはSNSに投稿することで、自身の作品を公式に認めてきたが、まだそれが行われていないそうだ。(3月19日に、バンクシーのSNSに作品が投稿され、本人のものと確認された)
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Banksy came overnight and now my rent will skyrocket 🙃 pic.twitter.com/SCafkFw2ww
— James (@jamestroe) March 17, 2024
But by far the most exciting thing to happen on todays canvass session on hornsey road was seeing that Banksy had come to Tollington over night. Lots of local interest – I’m a fan of it. pic.twitter.com/LK3V63VQaM
— Flora Williamson (@Flo_williamson) March 17, 2024
「自然が苦境に立たされている」
BBCラジオ4シリーズ「バンクシー・ストーリー」を制作したジェームズ・ピーク氏は、このアートのメッセージについて、次のように語っている。
「メッセージは明確です。自然は苦境に立たされており、それを再び成長させられるかどうかは、私たち次第ということです」
またピーク氏によれば、今回の作品はおそらく圧力ホースか消火器を使って、木の後ろの壁に素早く「葉」を噴霧して描いたと考えられるという。さらにピーク氏は次のように語っている。
「今は春で、(本来なら)この木には葉が勢いよく茂っているはずですが、バンクシーは自転車で通り過ぎて、この木がどれほど惨めなものであるか、と思ったに違いありません」(了)
出典元:BBC:New tree mural in London street prompts Banksy speculation(3/17)