奇跡の56歳?いえ、努力の56歳をご覧ください
水着モデルと聞くと、肉感的な身体をした健康的な女性を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。
キャシー・ジェイコブズさんも、そんな水着モデルのひとりだ。肉感的で健康的な身体で水着を着こなしているが、他の水着モデルにはない個性がある。
それは、彼女が56歳ということだ。
「23歳の女の子たちと張り合うつもりはないの。ただベストな自分になろうとしているだけ」-そう語るキャシーさんは、いわゆる“奇跡の”56歳ではないようだ。
水着雑誌のモデルに起用される
彼女が注目を集めたのは、7月21日に発売された「Sports Illustrated Swimsuits」のモデルに起用されたのがきっかけだ。これは月刊誌「Sports Illustrated」の姉妹誌で、年に1回発売されている。
この雑誌のモデルには数千人が応募し、キャシーさんは6人のファイナリストに選ばれたのだ。
今回発行された「Sports Illustrated Swimsuits」には、他にも義手(または義足)、プラスサイズ、トランスジェンダーなど多様なモデルが登場し、フォトショップされていない写真が使用されている。
30年前にモデルとして活動
キャシーさんは、30年ほど前までニューヨークでモデルとして活動しており、テレビコマーシャルにも出演していたそうだ。ただし、5フィート3インチ(約160センチメートル)とモデルにしては小柄なため、キャリアは順調とは言えなかった。
その後、結婚して一時の母となり、現在は美容品のプロデュースなどを手掛けている。
美容室の床掃除といった低賃金の仕事をしていた時期もあったそうだ。娘のアビゲイルさんも成長して両親ができなかった大学進学を果たし、現在は医療を学んでいる。
娘が巣立ったキャシーさんは、再びモデルの道を目指し始めた。
奇跡ではなく努力の56歳
キャシーさんが美貌を保っているのは、奇跡やお金をかけているためではなく、健康を維持するための努力のたまものだといえるだろう。
きっかけは3年前、自分が境界型糖尿病であると診断されたことだ。
高血圧で多発性脳梗塞を起こし、認知症になってしまった母親を見ていたキャシーさんは、自分の健康のために、食生活を見直した。現在の食生活は魚中心で、砂糖は取らず、パンやパスタ、お米、ポテト、肉は控えているという。
週に4日は運動しており、健康への努力が彼女の健康的な身体を生み出している。
プチ整形も告白
自分がプロデュースしているスキンケア用品を使っていたり、日光を避けたりなど、美容にも気を使っているキャシーさんだが、「いろいろやっているのに、食生活と水をたくさん飲んで若さを保っているだけって言い張る人がいるでしょう? 私はそんな人になりたくないの」と、おでこにボトックス注射をして皺が出ないようにしていること、唇にヒアルロン酸注射をしていることを告白している。(了)
出典元:New York Post「Sports Illustrated’s sexy new swimsuit model is 56 and ready to make waves」(7/15)
出典元:Fox News「New Sports Illustrated Swimsuit Issue model Kathy Jacobs proud of her look at age 56」(7/21)