スーパーマンがバイセクシャルに!?コミック版で日系らしき男性とのキスシーン
スーパーマンは映画で広く知られているが、原作は漫画。ワーナー・ブラザースの子会社が出版するコミックブック「DCコミックス」で連載が続いており、今は元祖スーパーマンに代わって息子のジョン・ケントが、新スーパーマンとして活躍している。
このジョン・ケントが、次号のDCコミックス(米国で11月9日発売)で、男性と恋に落ちることになっているというのだ。出版社から発表があった。ニュースリリースにはキスシーンまで掲載されている。
学校の友人ジェイ・ナカムラ
ジョン・ケント(フルネームはジョナサン・サミュエル・ケント)は元祖スーパーマンであるクラーク・ケントと妻のロイス・レインとの間に生まれた息子。父親と同じスーパーな力があるが、日頃はそれを隠し、普通の学生として暮らしている。
ジョンの恋人となるのは、学校のメディア部に所属する学生ジャーナリスト、ジェイ・ナカムラだ。彼の正体ははっきりしていないが、名前や容姿から察するに日系人らしい。
ジェイ・ナカムラは過去の号ですでに登場しており、ジョンの秘密(スーパーマンであること)を知っている。次号では、すべての人を危機から救おうとして力尽きたジョン・ケントを、ジェイ・ナカムラが優しく労わるところから、ロマンスが生まれるという筋書き。
DCコミックスの公式ツイッターには、次号の扉絵と、2人が顔を寄せ合う場面が投稿されている。
Just like his father before him, Jon Kent has fallen for a reporter 💙 Learn more about the story to come in SUPERMAN: SON OF KAL-EL #5: https://t.co/bUQAsos68o #DCPride pic.twitter.com/wfQPc3CEVD
— Superman (@DCSuperman) October 11, 2021
誰もが自分とヒーローを重ね合わせられるように
同性愛をストーリーに取り入れたことについて、コミック版の作者であるTom Taylor氏は、ニュースリリースの中でこう言っている。
「誰にもヒーローは必要です。また、そのヒーローに自分を重ね合わせることも必要です。スーパーマンはこれまで希望、真実、正義の象徴でした。しかし、今日のスーパーマンはそれ以上のものを体現します。そして、これまで以上に多くの人が、漫画界最強のスーパーヒーローに、自分を重ね合わせられるようになるのです」(了)
出典元:Global NEWS:The new Superman comes out as bisexual in new issue, DC Comics says(10/11)
出典元:Bleeding Cool:Meet Superman Jonathan Kent’s New Best Pal, Jay Nakamura(8/24)
出典元:FANDOM DC Database:Jay Nakamura