パリ・ファッションショーで奇抜な衣装、植物が生えた作品が登場
パリ・ファッション・ウィークのショーで先日、あるデザイナーによる、かなり奇抜な衣装がお披露目された。
モデルが薄型テレビを着用
そのデザイナーとは、イギリス人のJonathan Andersonさんだ。
彼は「2023年春夏メンズウェア・コレクション」で、動物が描かれた薄型テレビをモデルが着用した衣装や、植物が芽生えた服やシューズなどを披露した。
このショーの目的は、人間がいかに自然を自分たちの目的のために利用しているかについての認識を高めること。
つまりこのデザインは、「いつの日か人々が目にするのはスクリーン越しの動物だけとなり、植物はファッションに利用されるようになる」ことを示したという。
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有機物とロボットの対比
ショーでは、霧のような光に包まれた白い壁の前をモデルが歩いたという。
また他にも、深海魚を映したテレビ画面のプレートをモデルが身につけ、プラズマ・スクリーンのバイザーからは菊の花が伸びている様子も映し出されていたそうだ。
そもそもアンダーソンさんのデザイン・コンセプトでは、有機物とロボットの対比を追求しているという。
彼は今回の衣装についてもコメントをし、「このままでは、自然界は破壊され、ミツバチを見るのはビデオだけになってしまう」と警告したそうだ。(了)
出典元:MailOnline:The Devil Wears GARDEN! British designer unveils bizarre Paris Fashion Week collection covered in blades of grass as part of Loewe’s ‘dystopian’ eco runway show(6/25)