ニューヨークの町に作られた、銀色に輝くアート作品がついに完成
アメリカ・ニューヨークの町には、銀色に輝くアート作品が展示されていたのだが、それが長い年月をかけて完成したという。
2008年から制作が続けられていた
そのアート作品が設置されているのは、ロウワーマンハッタンにあるTribeca地区とされている。
これはイギリス人アーティストのAnish Kapoorさんによって作られた作品で、2008年から制作が続けられてきたという。
そして今回、それがついに完成したそうだ。制作費は800万ドル(約10億円)から1000万ドル(約13億円)と推定されている。
Lower Manhattan’s NEW Bean Sculpture by Anish Kapoor at the corner of 56 Leonard and Church St #NYC pic.twitter.com/Zr9ppqkCDs
— Max Guliani (@maximusupinNYc) February 2, 2023
建物の下に挟まっているように設置
実はこの作品には、まだ名前が付いていない。しかしKapoorさんは以前、シカゴでも似たような作品を作っており、その正式名は「クラウドゲート」、人々からは「ザ・ビーン(豆)」と呼ばれてきたという。
ニューヨークで完成した「ザ・ビーン」は、ちょうど建物の下に挟まっているように設置されている。
This is the story of Differential Expansion. 4 years ago, work started on anish kapoor’s 85 ton bean which is tucked under herzog de meuron’s 56 Leonard st. Last summer, though, the bean ruptured because the exposed side of bean expanded more in the hot sun than pic.twitter.com/TkxK9VxxIM
— Architext14 (@architext14) January 28, 2023
その建物はゲームの「ジェンガ」に似ていることから「ジェンガタワー」と呼ばれており、スイスの有名建築事務所「ヘルツォーク&ド・ムーロン」が設計し、当時Kapoorさんの作品も依頼されたそうだ。
Anish Kapoor’s New Bean Sculpture At 56 Leonard Street (Jenga Building) In Tribeca pic.twitter.com/3c53afBW87
— Noel Y. Calingasan • NYC (@nyclovesnyc) February 1, 2023
この作品の制作は、2008年から2009年にかけての金融危機や、その後の新型コロナによる影響、さらに技術的な複雑さもあり、かなり遅れていたという。
そのため作品は足場に囲まれ、きらめく殻の大部分が欠けたまま、何年もその状態で放置されたため、「ハーフビーン」というニックネームが付けられていたそうだ。(了)
出典元:CNN:New York’s long-awaited ‘bean’ sculpture unveiled(2/4)