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英首相官邸がプラスチックだらけに!自然保護団体の動画が強烈

英首相官邸がプラスチックだらけに!自然保護団体の動画が強烈
YouTube/Greenpeace UK

自然保護団体「グリーンピース」のイギリス支部が、プラスチック問題に焦点を当てた動画を公開し、注目を集めている。

 

ジョンソン首相がゴミに流されていく

 

その動画のタイトルは「Wasteminster: A Downing Street Disaster(ウェストミンスター宮殿、首相官邸の災害」で、5月17日にYouTubeに公開された。(ダウニング街は、イギリスの首相官邸を指す代名詞)

 

動画にはイギリスの首相官邸前で、ボリス・ジョンソン首相(人形)が、次のように演説する様子が写っている。

 

「どの国にも、国民や地球を守る以上の大きな義務はありません。イギリス政府は、プラスチック汚染に取り組む世界的なリーダーです、私たちは自分たちがやってきたことを、非常に誇らしく思います…」

 

そう語った時、空からプラスチック・ゴミが少しずつ落ちてきて、あっという間にジョンソン首相を飲み込んでしまう。

 

さらにゴミの量は膨れ上がり、記者を飲み込み、官邸内にも流入。ついには敷地の門まで、ジョンソン首相を押し流してしまった。流される間もジョンソン首相は、「未来の子供たちのために、地球の健康を確保しましょう」と述べ続けた。

 

他の国にゴミを引き取らせている

 

「グリーンピース」によれば、そもそもイギリスは1人当たりのプラスチック・ゴミを生み出す量が、アメリカに次いで世界で2番目に多いという。

 

しかもイギリス政府は、国内で生み出されたプラスチック・ゴミを他の国に引き取らせ、それらの国はもはやゴミを処理できない状況になっているそうだ。

 

ただプラスチック・ゴミの問題の本当のスケール(量や大きさ)を、頭で思い浮かべるのは難しい。そこで今回、「Park Village Studios」の才能あるアニメーターと協力して、首相官邸の前で表現したという。

 

映像に写っているプラスチックの量は、毎日イギリスが他の国に引渡し、捨てている量と同じで、1日に180万kg、年間で68.8万トンになる。

 

そしてプラスチックは毎年、何十万という海鳥や海洋哺乳類、ウミガメなどを殺し、海の環境だけでなく、人間にも害を与えているという。(了)

 

出典元:Green Peace:Watch ‘Wasteminster: A Downing Street Disaster’ – Greenpeace’s new film on the plastic crisis(5/17)

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