「鏡の中の自分さえ見覚えがない…」記憶を失った英女性、献身的な恋人のおかげで再び恋に落ちる

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半年ほど前になるのだが、自分の姿さえ違和感を覚えるほどの記憶喪失に陥った女性が、恋人の力により再び絆を取り戻していくエピソードをご存じだろうか。

 

電車内でてんかんの発作に襲われる

 

その女性とはイギリスのロイヤルタンブリッジ・ウェルズに住むJessica Sharmanさん(20)。彼女は昨年の3月、恋人のRich Bishopさんと一緒に電車に乗り、ロンドンにある会社へ向かう途中の車内で、突然てんかんの発作に見舞われてしまう。

 

JessicaさんはRichさんの助けを借り、なんとか駅にたどり着き、その後会社へ到着。その後、Richさんは彼女の家族へ連絡したという。

 

しかしその時、すでにJessicaさんの記憶は完全に失われていた。彼女は取材に対し、次のように語っている。

 

「私は恐ろしくなっていました。誰が誰だか分からなかったのです。皆は私にとって見知らぬ他人でした。私は自分自身の名前すら覚えていなかったのです。私が覚えていたのは、その日電車に乗っていたことだけです。後で聞いた話では、その時私の体はひどく弱り、目はとろんとしていたそうです」

Facebook/1230 WMLR

鏡の中の自分の姿さえ見覚えがない

 

やがて会社にJessicaさんの母親であるLisaさん(49)と電気技師の父親、Garyさん(56)が駆けつける。しかしJessicaさんは両親でさえ認識できなかったという。彼女は次のように述べている。

 

「私に向かって女性が走ってくる姿を見たのを覚えています。しかし私は彼女が誰なのかわかりませんでした。彼女は私を抱きしめ、大丈夫かどうか聞いてきました。しかし私は虚ろな目で彼女を見返していたのです。彼女は言い続けました、自分があなたのママだと」

 

「母親は、私の記憶を呼び覚まそうとして、取り乱しながら電話の中にある写真を探し始めました。でも私は両親が認識できなかっただけでなく、自分がどんなだったのかさえ分からなかったのです」

 

「私は鏡を見つけ、そこに写っている自分を眺めました。しかしまるで自分が他人を見ているようでした。その後、私は写真の中の人物と、(目の前にいる)人々とを照らし合わせることができました。だから両親と一緒に家へ帰ることに同意したのです。母は私の膝に手を置きました。でも私はその手を払い除けたのです。知らない人から触られるのは、とても奇妙な感覚だったからです」

 

その後、家に到着するも、やはり見覚えはなく、母親が家の中を案内しても記憶は戻ってこなかったとか。

 

記憶が戻ったとしても6カ月かかる

 

翌日、両親はJessicaさんをロンドンにある「National Hospital」の神経外科へ連れて行き、彼女はそこで1週間入院することに。

 

医者は、てんかんの発作によって引き起こされた記憶喪失だと診断。彼女は14歳の時にも同じ発作に見舞われ、当時は大事に至らなかったが、今回はかなり深刻な事態になったそうだ。彼女は次のように述べている。

 

「医者は私に言いました。例え記憶が全て戻ったとしても、6カ月はかかるかもしれないと。私の頭の中はぐるぐる回転しました。まるでホラー映画の中にいるようでした」

 

恋人の助けようとする姿に打たれる

 

病院から退院しても、Jessicaさんは恋人だったRichさんを受け入れることに困難を感じていたという。

 

そもそも記憶が失われてから病院へ行くまでの間に、Richさんとは自宅の部屋で2人きりで話し合ったことがあったのだが、その時もJessicaさんはひどく恐ろしかったそうだ。

 

そのため2週間後にはJessicaさんは2人の関係を終わらせようと試みる。しかしRichさんは諦めなかった。

 

彼は2人で過ごした時間がどんなに素晴らしかったのかと説明し、Jessicaさんが記憶を取り戻せるよう助けると約束。情熱的に訴え、彼女をいたわるように優しく説得したという。

 

やがてJessicaさんもそんな彼の姿勢に打たれ、ついにRichさんが自分を助けてくれるに違いないと確信。申し出を受けることに。

 

共に過ごし、2人の過去を全て話す

 

それから後、Richさんは彼女を連れて公園に散歩へ出掛けたり、以前Jessicaさんがお気に入りだったお店を再び訪れたりして、2人の過去を全て話したとか。

 

それでも彼女の記憶は戻らなかった。しかしJessicaさんは彼の力を借りて、損なわれた人生の断片をつなぎ合わせていったという。そして2人は再び恋に落ちることに。Jessicaさんは次のように語っている。

 

「彼はとても忍耐強く、そして非常に優しかったんです。だから私は好きにならざるを得なかった。1度目に彼と恋に落ちたことは覚えていませんでしたが、2度目のことは覚えています」

 

この記事が公開された時点でも、Jessicaさんの記憶は戻っていなかった。しかも医者からは、再び全ての記憶が失われる可能性が50%もあると言われていたとか。しかし彼女は次のように答えている。

 

「でもRichは、私が2度も恋に落ちるようにしてくれました。だから私にはわかっています。(例え再び記憶が失われても)彼はもう一度、同じようにしてくれるでしょう」

 

10月現在も、Jessicaさんのフェイスブックには2人で写っている写真が投稿されている。(了)

Facebook/Jess Sharman

 

 

出典元:THE Sun:STAYING TOGETHER Woman, 20, had to fall for her boyfriend TWICE after losing her memory following a seizure(2/8)

 

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