冬を迎えたブラジル、バス会社による子犬のための取り組みが暖かい
寒い冬が近づいているブラジルで、バス会社の社員らが飼い主のいない子犬らを世話する取り組みを行い、話題となっている。
●古いタイヤでベッドを用意
その取り組みが行われているのはサンパウロから南へ400km離れたクリチバという街にある、Barreirinhaバスターミナル。
そこの職員らは3匹の子犬、「Max」「Pitoco」「Zoinho」のために古いタイヤのベッドを用意。
さらに3匹に水や食料を与え、寒い夜でも凍えることのないよう毛布まで提供したという。
●フェイスブックで1万人がシェア
この様子を見た動物好きで市議会議員のFabiane Rosaさんは、タイヤの中で毛布に包まれて安らかに眠る子犬たちの様子を撮影。
その写真を5月4日に自身のフェイスブックに投稿したところ、一気に拡散し、今までに1万人以上がシェアし、8000人以上から「いいね」を獲得したそうだ。
彼女はフェイスブックにおいて次のように述べている。
「コミュニティに育てられている子犬たちは、部屋の内側で密かに放置され、または虐待を受けている犠牲者の犬よりも、ずっとよい生活を送っている。クリチバにある多くの企業もこういう例を真似するべき。ペットとして養子にするの。もちろん理想的とは言えないけど、少なくともそこには、彼らを世話する人々がいる」
これからますます寒さが厳しくなるのだろうが、3匹の子犬にはなんとか辛い冬を元気に乗り切ってもらいたい。(了)
出展元:Global News:Brazil bus station workers open doors and hearts to homeless dogs(5/14)
出展元:METRO:Bus station becomes home for sleepy stray dogs(5/15)