世界で拡散された“犬の救出劇”を再現 誰でも参加できるアート作品が話題

2016年、カザフスタン最大都市アルマトイで世界的な話題となった“犬の救出劇”。その様子を再現したアート作品が公開された。場所は当時の現場であるサイラン湖へと流れ込むビッグ・アルマトイ川の川沿い。市民の連帯と助け合いを象徴する作品として、注目を集めている。
「人間の鎖」による救出劇
2016年、アルマトイのサイラン湖で水中に落ち、上がれなくなってしまった1匹の犬。若い男性が救助に向かったものの、自身も登れなくなってしまった。すぐ先が落差になっており、流れも速く危険な状況だった。
その様子を見た通行人たちが次々と集まり、腕をつないで“人間の鎖”となり、犬と男性の両方を引き上げて救出。この瞬間を撮影した動画はSNSで拡散され、世界中のメディアが報じた。
▼拡散された動画
救出の瞬間を再現したアート作品が完成
新たに設置されたアート作品は、救出時の“人間の鎖”をそのまま再現したもの。複数の人物が腕をつないで犬を救出している姿が金属で表現されている。
▼完成したアート作品
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特徴的なのは、最後の人物の手が実際に通行人の方へ突き出されていること。誰でもその手を握って“人間の鎖”の一員になれる。
作品名は“団結(Unity)”
作品は3月18日に設置され、3月22日に正式公開された。制作を主導したのはカザフスタンの銀行ForteBank。資金はすべて民間によるものであり、市の予算は使われていない。
ForteBankは3月20日に、この作品名は“団結(Unity)”であり、「我々は力を合わせれば、どんな重荷も軽くなると信じています🤍」と投稿している。
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作品を手がけたのは、エルボスィン・メルディベコフ(Yerbosyn Meldibekov)。香港のM+やシンガポール国立博物館など、世界の主要美術館に作品が収蔵されている、中央アジアを代表するアーティストだ。
現地メディアによると、すでに多くの市民が訪れており、作品の手を握って写真を撮る姿が見られ、新たな観光スポットとして人気を集めている。(了)
出典元:KYPCNB「Viral dog rescue story immortalized in art installation in Almaty」(3/19)
出典元:infohub.KZ「New Art Installation Honors Inspiring Dog Rescue Near Almaty’s Sairan Lake」(3/21)


























