伊のサッカーチームが、ウガンダで難民のためのトレーニングキャンプを実施
イタリアのサッカーチームが、ウガンダに身を寄せている難民の子供たちのために、サッカーを教えたとして注目を集めている。
プロのサッカー・コーチが指導
そのサッカーチームとは、イタリアのセリエA(一部リーグ)に所属する「UCサンプドリア」。
そのチームのMarco BraccoコーチとRoberto Morosiniコーチは先日、サッカーが好きなウガンダにいる難民の子供などに対し、3日間に渡るサッカーのトレーニングキャンプを行ったという。
Marcoコーチは取材に対し、次のように語っている。
「難民たちは多くの問題に直面しています。恐らくこの3日間、彼らは(全て忘れ)サッカーだけに集中できます。それは私たちのささやかな夢なのです。そして今、私たちはここに来られて、幸せです」
ウガンダは100万人以上の難民を受け入れている
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は6月20日の世界難民デーに合わせて、そのトレーニングキャンプの詳細を発表した。
トレーニングキャンプの主催者は、難民キャンプにいる子供と、ホスト国であるウガンダの子供の中から選んで、参加させたという。
ウガンダは約5つの国から100万人以上の難民を受け入れており、難民の多くは南スーダンから逃れてきた人だと言われている。
そして難民キャンプにいる子供たちは、ボールや靴などの基本的な物資が不足しているなかでも、しばしばサッカーをして遊んでいるそうだ
幸運にもトレーニングキャンプに参加できた子供の1人、Patrick Amba君は次のように語っている。
「サッカーをしている時は幸せです。そんな時、僕はコミュニティの大事なメンバーだと感じます。そのため僕は自分の考えを伝え、共有できるのです」
今回のトレーニングキャンプは、イタリアのサッカーチーム「UCサンプドリア」だけでなく、国際オリンピック委員会やウガンダオリンピック委員会、ウガンダサッカー協会連盟、イタリアのNGO「ACAV」やUNHCRの協力によって実現したという。(了)
出典元:euronews:Top Italian football club train refugees and local youth in Uganda to ‘promote sports and peace’(6/19)
出典元:UNHCR:Italian football coaches show solidarity with refugees and host communities in Uganda(6/18)