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ミャンマーの民主化活動家と家族を拉致か?マレーシアから謎の失踪

ミャンマーの民主化活動家と家族を拉致か?マレーシアから謎の失踪
Twitter/Human Rights Watch

ミャンマーから逃れてきた民主化活動家の女性が、マレーシアで家族と共に突然姿を消し、現在警察により捜査が進められているという。

 

ミャンマーの軍事政権を厳しく批判

 

その民主化活動家の女性とは、トゥザール・マウン(Thuzar Maung)さん(46)だ。彼女はミャンマーにおけるイスラム教徒の難民コミュニティを率いていたが、2015年、イスラム教徒に対する暴力の高まりから逃れるため、ミャンマーからマレーシアに渡ったという。

 

その後、2021年2月のクーデターでアウンサンスーチー政権を倒した、ミン・アウン・フライン将軍率いる軍事政権を厳しく批判してきたそうだ。

 

しかし今年の7月4日、彼女と夫のソー・タン・ティン・ウィンさん(43歳)、16歳の娘、17歳と21歳の息子2人は、マレーシアのセランゴール州の自宅から姿を消してしまった。

 

誘拐を含むあらゆる犯罪の可能性を捜査

 

セランゴール州警察のフセイン・オマル署長は、一家の失踪に関する報告を受けて、地元警察が行方不明者の捜査を開始したと述べている。

 

署長は、まだ詳細を語っていないが、「誘拐を含むあらゆる犯罪要素を捜査する」と語ったそうだ。

 

自宅の防犯カメラの映像には、7月4日にマウンさんの家族が住むコミュニティに、1台の車が入っていく様子が映っていたという。

 

またその車の運転手は、コミュニティの警備員に「警察だ」と語っていたが、後に警察当局はその車のナンバープレートが偽物であることを突き止めた。

 

人権団体は政府に緊急捜査を求める

 

人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」によれば、当時マウンさんと電話で話していた友人は、彼女が夫に対して「知らない男たちが家に入ってきた」と伝えているのを聞いたという。

 

さらにその日の午後7時10分頃、同じ車と家族の車2台が、敷地から出て行くのが目撃されていたそうだ。

 

HRWのアジア・ディレクターであるエレイン・ピアソン氏は、「トゥザール・マウンさんとその家族は、計画的な作戦で誘拐され、重大な危険にさらされていることを恐れています」と述べ、マレーシア政府に対し、失踪事件を緊急に調査するよう求めた。

 

マレーシアは、ミャンマーにおける国家主導の弾圧を厳しく非難している国の1つだが、同時に難民となったミャンマー人を多く強制送還したことでも批判されている。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:She fled Myanmar to escape the violence. Now this pro-democracy activist has disappeared(7/19)

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