【クリスマスの奇跡】ディスプレーに魅せられて自閉症の少女が初めて言葉を話す
アメリカでクリスマスの奇跡ともいえるような、エピソードが伝えられている。
自閉症と診断され、13年間も言葉を発していない
フロリダ州の街、Mulberryに住むKaitlyn Figueroa Lopezさん(13)は、3歳の時に医者から自閉症だと診断され、将来も言葉を話せない可能性があると告げられたという。
実際、Kaitlynさんは生まれてから13年間も言葉を発することなく、過ごしてきたそうだ。
しかし先週、近所の家に飾られたクリスマスのディスプレーを見ていた時、奇跡ともいえる出来事が起きた。
Polk Co. Christmas display inspires nonverbal girl with autism to speak #NWAnews #NWArk https://t.co/y8a4qNUccu
— FOX24 News (@Fox24News) December 14, 2019
隣人のクリスマスの飾りを見ていた時に叫ぶ
Kaitlynさんと母親のMarisabelさんは、その時家の外に座り、隣人のDon Weaverさんの家に飾られた、20万個以上のライトの飾りつけを眺め、クリスマスの音楽を聴いていたという。
するとKaitlynさんは突然立ち上がり、「サンタ!サンタがやってくる!」と叫び始めたそうだ。
母親のMarisabelさんにとっては、これが娘の声を聞いた初めての機会だった。
「クリスマスの奇跡」
もっとも隣人のWeaverさんはこの時期になると、いつも家を飾りつけ、Kaitlynさんも毎年眺めていたという。
そのためなぜ、Kaitlynさんが突然、話し始めたのか、その原因はよくわかっていない。ただWeaverさんも、去年から今年にかけてのKaitlynさんの変化には信じられないものがあると語っている。
また母親のMarisabelさんも、取材に対し、娘が話すのはこれが最後ではないと思うとした上で、次のように述べている。
「私にとって、これはクリスマスの奇跡でした。(略)彼女が話すのを聞いたのは、私に希望を与えてくれます。今日は2つ3つの単語でしたが、明日は文章になるかもしれません。そして今から1年後には、完全な会話になっているかもしれません」(了)
出典元:WFLA:Polk Co. Christmas display inspires nonverbal girl with autism to speak(12/17)
出典元:Good News Network:Stunning Christmas Light Display Inspires 13-Year-old Girl With Autism to Speak for First Time(12/16)