雪山で2週間も行方不明だった犬を登山者が救助、歩けず、吠える力も残っていなかった
寒い雪山で行方不明になっていたワンコが、偶然登山者に発見され、無事救助された。
鹿の姿に驚いて行方をくらます
そのワンコとは、アイルランドで暮らす、8歳になるゴールデンレトリバーの「Neesha」だ。
飼い主は1月に、「Neesha」ともう1匹の犬、ジャーマンシェパードの「Harley」を連れて、ウィックロー山地を訪れたという。
しかし2匹は野生の鹿の姿に驚いて、そのまま行方をくらましてしまったそうだ。
翌日、「Harley」はなんとか自宅へ戻る途中に、駐車場で見つかったが、「Neesha」は行方不明のまま。飼い主の家族はドローンを頼んで捜索してもらったが、結局発見できず、2週間も帰ってこないために、半ば諦めかけていたという。
雪山を登っていた登山者が発見
ちょうどその頃、医師のCiara NolanさんとJean Francois Bonnetさんは、雪の中、ウィックロー山の頂上を目指して登っていたという。
そして山頂付近に来た時に、Nolanさんは1匹の犬が、岩のそばで体を丸め、震えているのを発見。その姿を見てショックを受けたそうだ。
その犬が「Neesha」だったのだが、すでに体力は消耗し、Nolanさんらに対して吠えたり、立って歩いたりする力も残っていなかったとか。
このためNolanさんたちは食べ物を与え、予備のジャケットを着せた後、「Neesha」を背負って10kmの道を歩き、山を下りたという。
下山した後、「Neesha」はアニマル・レスキューへ搬送されたが、検査の結果、やはり体重は相当落ちており、脱水症状にも見舞われ、体に擦り傷や切り傷もあったそうだ。
しかしその後、「Neesha」は回復し、無事に飼い主とも再会した。救助の様子はコンパクトにまとめられて、Bonnetさんインスタグラムに動画で投稿されている。そちらも是非、ご覧いただきたい。(了)
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出典元:Good News Network:Hikers Brave Miles of Icy Mountain Trails After Rescuing Dog That Was Stranded For 2 Weeks(2/15)