羽を失ったハチと、ある女性の間に生まれた友情
イギリスのスコットランド地方に住む図書館勤務のFiona Preslyさん(55歳)が、ハチをペットにした女性として海外メディアで取り上げられている。
昆虫学者に言わせると、本来ならばハチが人になつくことはないらしい。
Facebookに投稿されたハチとの繋がり
Fionaさんはある日、ガーデニングの最中に、一匹のマルハナバチの女王蜂が花の上で動き回っているのを見つけた。よく見ると、驚いたことに、そのハチには羽がなかったそうだ。
海外メディアによると、ウイルス感染によって羽のないマルハナバチが生まれることがあるとのこと。そして、羽を持たずに生まれたハチは、生き残る可能性が限りなくゼロに近い。
Fionaさんはそんなハチを救い、生き続けられるように手厚くケアした。それに応えるかのようにハチも彼女に懐き、ハチと彼女の間に、人とペットとの繋がりに似たものが生まれたという。
Fionaさん本人がその過程を、Facebookに公開している。
庭で見つけた羽のないハチ
ガーデニングの最中にFionaさんは羽のないハチを見つけた。その時のことを彼女はメディアにこう語っている。
作業が終わって一休みしている時に、そのハチを見つけました。彼女(ハチのこと)の前に手を置くと、すぐに這い上ってきました。そしてよく見ると、何かが変だったんです。彼女(ハチ)には羽がなかった。
専用のミニガーデンを作る
FionaさんはそのハチにBeeという名前(そのままだが)を付け、砂糖水を与えた。そして、飛べなくても生きていけるように専用のミニガーデンを作った。
手のひらに乗るBee
Fionaさんに助けられたマルハナバチのBeeは、彼女の手のひらに怖がらずに乗ってくるようになったそうだ。
雨がひどい日は家の中に
雨がひどい日はBeeを外に出しておくのが可哀想で、家の中に入れたとFionaさんは言っている。Beeに特別な愛着を感じていたのだろう。
避けられない別れ
マルハナバチの平均寿命は18週間。Fionaさんの愛情を受けたBeeはそれより長く生きたそうだ。
「彼女(Bee)は、私に直接触れている時はいつもチッ、チッ、というような音を立てていました。私の手の中で安心して身繕いしたり、飲んだり食べたり、眠ったりしていました」Foinaさんはこれまでのことを思い出して、海外メディアにこう語っている。
「私もBeeも、一緒にいる時はとてもいい感じでリラックスしていました。ペットの犬や猫やハムスターと、一種の友情のようなものを作り上げている人はいますよね。私の場合、それの相手がハチだったんだと思います」
(了)
出典元:boredpanda:Woman Saves Wingless Bumblebee And Their Friendship Creates Buzz On The Internet(3/25)
出典元:The Sun:Un-bee-lievable This woman keeps a ‘house trained’ pet BEE and even ‘cuddles’ it(3/18)