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コカ・コーラ、大麻成分入り飲料開発に向け業界に注視、その理由とは?

コカ・コーラ、大麻成分入り飲料開発に向け業界に注視、その理由とは?
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コカ・コーラの販売で知られる米国企業「ザ ・コカ・コーラ カンパニー(The Coca-Cola Company)」が大麻の成分の入った飲料開発に向け、大麻業界に注視していることが伝えられ、注目を集めている。

 

医療大麻の成分使用を検討

 

今回コカ・コーラ カンパニー社が注目するのは、大麻に含まれるカンナビジオール(CBD)という物質だ。

 

カンナビジオールは痛みや不安を和らげる効果があるとされており、医療大麻の成分にも含まれることで知られる。

 

これに対してドラッグとしての作用、いわゆる“ハイになる”という感覚をもたらすのがテトラヒドロカンナビノール(THC)だ。

 

しかしコカ・コーラ カンパニー社は、今回同社が開発を検討する飲料においては、このTHCは含まれず、“ハイになる”こともないと強調している。

 

一方、同社はカナダで大麻の製造等を手掛ける企業「Aurora Cannabis」と、大麻に関連した飲料の開発について既に“真剣な協議”を行っているとも伝えられているが、この報道に対しては両社共に否定していない。

 

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なぜ大麻の成分入り飲料開発へ?

 

これについてコカ・コーラ カンパニー社は、17日に声明を発表。

 

“飲料業界における他の多くの社と共に、健康機能性飲料の成分として、精神作用をもたらさないCBD産業の世界における成長に注視している”とし、あくまで健康機能性飲料として、大麻に含まれる成分を利用した飲料の開発に関心を示す姿勢を強調している。

 

同社が手掛ける飲料といえばやはりコカ・コーラが第一に挙げられるが、砂糖を非常に多く含むコカ・コーラのような飲料は、健康志向の強い消費者からは避けられがちだ。

 

実際、近年米国では炭酸飲料水の消費が下降傾向にある。

 

2006年にはじめて販売数が減少をみせて以来、炭酸飲料水の販売数は年々減少してきており、そのような現状を鑑みてコカ・コーラ カンパニー社は炭酸飲料水以外の商品開発に注力せざるを得なくなっているようだ。

 

そして今回同社が目指すのは、医療効果の認められるCBDが含まれる飲料を“健康機能性飲料”として販売することだ。

 

CBDが含まれることによって、飲料を飲むことで炎症やこむら返りといった痛みの緩和が行えるなどといった効果が認められる可能性があり、従来のコカ・コーラ消費者層とは異なる消費者をも取り込めると同社は踏んだようだ。

 

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同様の飲料販売へ乗り出す企業

 

一方、大麻の成分を含む飲料の開発に乗り出すのは、コカ・コーラ カンパニー社だけではない。

 

米国ではビールで知られる大手企業「モルソン・クアーズ(Molson Coors Brewing Company)」も、大麻の成分を含む飲料の開発を検討。

 

さらにオランダ企業「ハイネケン(Heineken)」も、既に大麻の成分が入ったノンアルコール飲料の販売を行っている。

 

今後も大麻の成分を含んだ飲料の開発へと乗り出す企業が次々と現れることは、十分に考えられることだろう。

 

コカ・コーラが大麻の成分を含んだ飲料開発を検討しているという驚きのニュース。

 

しかし医療大麻の使用が広がる中、大麻の成分であるといえど医療効果の認められる成分を含んだ飲料というのは、案外理にかなっているのかもしれない。(了)

 

 

出典:USA TODAY:Coca-Cola: We’re ‘closely watching’ the market for drinks infused with cannabis extract (9/17)

出典:Business Insider:Legalised weed could be the boost beverage giants like Coke and Pepsi(9/22)

出典:Quartz:Coca-Cola might want to buy some weed soon(9/19)

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