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警察に押収された大麻、数百キロをネズミが食べた?【インド】

警察に押収された大麻、数百キロをネズミが食べた?【インド】
flickr_ianpreston

インド北部で、麻薬の売人から押収された大麻がネズミによって被害を受けたと、報じられている。

 

警察が証拠として提出できず

 

ウッタル・プラデーシュ州マトゥラー市の裁判所は、事件で押収された大量の大麻を証拠として提出するよう、検察側に求めていたという。

 

しかし結局、地元警察はそれらの大麻を提出できなかったそうだ。

 

裁判所の文書によれば、警察は386キロの大麻を提出するよう求められていたという。

 

しかし検察側は、マトゥラー市内のさまざまな警察署に保管されている700キロ以上の大麻が、ネズミの侵入によって「影響」を受けている可能性があると裁判所に指摘した。

 

本当に食べたのかは曖昧なまま

 

しかも、このような事態はこれが初めてではなく、この事件を審理していた裁判官は、以前もマトゥラー警察が、様々な事件で押収した合計500キロの大麻がネズミによって被害を受けたと指摘したという。

 

このため裁判所は、警察に対し、大麻を競売にかけるか、処分するかのガイドラインを提示。裁判所の文書にも「ほぼすべての警察署でネズミが蔓延している。したがって、押収された大麻を保護するために必要な手配をする必要がある」と書かれていたそうだ。

 

しかし本当にネズミが大麻を「食べた」のかについては曖昧で、マトゥラー市警は取材に対し、「大麻はネズミではなく、雨と洪水で破壊された」と語っているとか。

 

しかも裁判所に提出された報告書にも、ネズミに関する記述はなく、警察側は「押収した大麻が雨と洪水で破壊されたとしか言っていない」と主張しているという。

 

ちなみに過去の実験では、大麻を与えられたネズミは、その成分により怠惰な性格になってしまうそうだ。(了)

 

出典元:CTV:Rats blamed for eating 500 kilograms of cannabis stored by Indian police(11/26)

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