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下水で作ったビール、飲む?水不足のシンガポールで新ブランド登場

下水で作ったビール、飲む?水不足のシンガポールで新ブランド登場
Brewerkz

新しいタイプのビールが、シンガポールのビールメーカーから発売された。その名は「NEWBrew」。非常に特徴ある原料から作られている。例えば「下水」だ。

 

下水を濾過したリサイクルウォーター

 

軽い飲みくち、トロピカル風味のクラフトビール「NEWBrew」は、シンガポールのビールメーカー「Brewerkz」の新商品。「シンガポールで最も環境に優しいビール」として宣伝されている。

 

原料に特徴があり、ドイツ産の大麦や、ノルウェーのクヴェイク(Kveik)酵母、特徴的な香りのシトラホップ、カリプソホップなどが使われている。そして、大事なのが水。このビールに使われている水は、「ニューウォーター(NEWater)」という特別な水だ。

 

「ニューウォーター」は、下水をフィルターで徹底的に濾過したリサイクルウォーター。作っているのはシンガポール国立水道局で、すでに同国の水道水に混ぜて給水されているそう。また、ペットボトルでも販売されているらしい。

 

YouTube/sgPUB
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ビールの味は?

 

下水といえば、トイレからの排泄物も含めて、あらゆる排水が流れ込んでいる。だが、そこから作られたニューウォーターは高品質。「NEWBrew」の95%を占め、味を決定する重要な原材料となっているという。

 

で、どんな味かというと、ビールメーカー「Brewerkz」によれば、「スムーズな口当たり」で非常に飲みやすく、「ハニートーストのような後味」があり、シンガポールの熱帯気候によく合っているそうだ。

 

海外メディアが、実際に飲んでいる人たちに感想を尋ねている。ある人は「確かにスムーズでどんどん飲める」と答えている。別の人は、使われている水の由来を知って、冗談で「ウゲッ」などと言っているが、「それでもビールの味はいい」と話す。

 

シンガポールは水が不足している国だ。国内の雨水を集めて利用し、さらにマレーシアからも水を輸入しているが、それでも需要の50%を満たすのが精一杯。残りはこのニューウォーターと、脱塩した海水で賄っている。今後地球温暖化が進んだとして、水不足が各国で深刻になれば、下水原料のビールが普通になるかもしれない。(了)

 

出典元:BBC News:NeWater: Turning urine into beer in Singapore(5/26)

出典元:The IndianExpress:NEWBrew: Singapore introduces beer made with sewage water and urine, netizens freak out(5/29)

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