自動で尿検査してくれる小便器、北京のショッピングセンターに登場
中国·北京にあるショッピングセンターの男性用トイレに、最近、健康チェックできるハイテク小便器が設置された。海外メディアが報じている。
有料で尿検査の結果を表示
ハイテク小便器の設置について、ショッピングセンターからの公式発表はないが、客がSNSに投稿したことから中国メディアが記事として取り上げた。
小型のモニタースクリーンが付いたその小便器は、20元(約388円)を払うと、その場で尿検査をして、様々な数値を教えてくれる。検査装置のメーカーによれば、基本的な検査の仕組みは病院の検査装置と変わらないそうだ。
スクリーンには、「尿の採取、支払い用QRコードをスキャン、結果レポート表示」の3ステップで検査できると表示されているとのこと。また、検査には特許を取得した数々のテクノロジーが用いられており、カルシウム、尿糖、尿蛋白、ケトン体、アスコルビン酸などの数値が分かるという。
中国メディアの取材を受けた医者は、この検査をあまり信用しておらず、「健康アドバイス程度に考えた方がいい」と言っている。また、中国のSNS上でも、「ちゃんと検査するなら病院に行った方がいい」という意見が多いようだ。
ちなみに、検査装置の画面には、「この装置は医療機器ではありません。そのため、この装置による検査結果を基にして診断を行うことはできません。検査結果は健康管理の参考としてのみ利用してください」という免責事項が表示されているそう。
検査するのは100人中2~3人
これと同じ小便器が、天津市にもあると報告されている。前出の検査器メーカーによれば、「高速インターネットサービスが普及している都市部や観光スポット、ショッピングセンターなどに設置されている」とのこと。
また、この小便器で実際に有料検査を行う人の割合は、100人中2~3人程度だという。(了)
出典元:Odditycentral:Shopping Mall High-Tech Urinals Provide Urine Tests for a Fee(7/11)
出典元:Bastille Post:商場男廁設「電子小便池」可做健康檢測 $22附報告標榜快捷準確(7/6)