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ロシア国防省は、クリミア半島に大規模なドローン攻撃が行われたと明らかにした。

軍港のあるセバストポリへの攻撃

ロシア国防省によれば7月16日、クリミア半島の町、セバストポリ周辺に向けてドローン攻撃が行われたという。

ロシア国防省は、防空部隊が2機のドローンを撃墜し、他の5機を電子的に無効化したと発表した。

また2機の水上ドローン（小型の無人艇か）も破壊し、攻撃を阻止したため、艦艇の損傷もなく、死傷者も出なかったそうだ。

Major Ukrainian drone attack by air and sea against the Port of Sevastopol in Russian-occupied Crimea this morning.

Here we have a naval drone advancing under Russian fire pic.twitter.com/NBG7INi5te

— Visegrád 24 (@visegrad24) July 16, 2023

その後、セバストポリの首長であるMikhail Razvozhayev氏はテレグラムにおいて、10機目のドローンが無効化されたと明らかにした。

ロシアのベルゴロド州で1人死亡

一方、ウクライナと国境を接するロシア・ベルゴロド州でも7月16日、攻撃が行われたらしく、1人の死者が出たという。

ベルゴロド州のVyacheslav Gladkov知事は、ウクライナ軍が多連装ロケット砲「グラート」で、同州の町、Shebekinoを攻撃し、自転車に乗っていた女性が死亡したと述べた。

また「グラート」のミサイルが市場を攻撃し、建物と車2台に損害を与えたそうだ。

ロシア側はこれらの攻撃がウクライナ軍によるものだと主張しているが、ウクライナ側は関与を明らかにしていない。

ウクライナの前線の様子は？

ウクライナのハンナ・マリャル国防次官は16日、ロシア軍が2日連続で、北東部ハルキウ州の町、Kupyansk方面に攻撃を行っているとし、テレグラムで次のように述べた。

「我々（ウクライナ軍）は守勢に回っている。激しい戦闘があり、双方の陣地は一日に何度もダイナミックに変化している」

またマリャル国防次官は、ドネツク州のバフムトでも激しい戦いが行われているが、ウクライナ軍は町の南側の側面に沿って「徐々に前進している」と明らかにした。

さらにドネツク州の都市、Avdiivkaやマリンカ付近でも戦闘が行われているが、ウクライナ軍はロシア軍の攻撃をかわしているという。（了）

出典元：The Guardian：Russia-Ukraine war live: drones shot down over Crimea, Moscow claims; Putin says Russia has stockpile of cluster bombs – as it happened(7/16)