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投石機のような機械で空に放り投げられた人間が、深い谷底へ真っ逆さまに落ちて行く——こんな動画がインスタグラムに投稿され、多くの人をゾッとさせている。もちろん、落ちて行く人はパラシュートを装着しているのだが。

記念日の催し

アメリカ・ウエストバージニア州に、New River Gorge Bridgeという橋がある。深い渓谷の上にかかったこの橋は、1977年10月22日に完成し、それ以降毎年10月に記念の催しがとり行われている。インスタグラムに投稿された動画は、今年の催しで撮影されたものだ。

冒頭に映っているのは、クレーンのようなものの腕の突端に座っている人。観客のカウントダウンに合わせて、鉄の腕が跳ね上がり、その人は空高く放り上げられる。そして、雄大な渓谷をどこまでも落ちて行く。底を流れる川に到達する直前で、パラシュートが開く。

 

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海外メディアによれば、この動画は投稿後1日足らずのうちに26万回以上視聴されたそう。見た人の多くが肝を冷やしたようだ。こんなコメントが紹介されている。

「私だったら（パラシュートの）ひもを引き忘れて、一巻の終わりだろう。不安レベル10,000」

「もし恐怖で気を失ったらどうするんだろう？　ジェットコースターなんかでよく気を失う人がいるじゃないか。それでパラシュートを開けなかったら？　僕ならパスするね」

「これ見てたら喘息の発作が起きた」

エクストリームスポーツの1種

New River Gorge Bridgeの記念日には、毎年、橋の高さを利用したバンジージャンプやラペリング（ロープを使った垂直降下）といったエクストリームスポーツが披露される。

今回の機械を使ったジャンプもその一種で、非常に危険度の高いベース・ジャンピングというカテゴリに入るらしい。ちなみに、動画中で人を放り投げている機械は、ベース・ジャンピング専用に作られたもの。圧縮空気で腕の部分が瞬間的に跳ね上がるようになっている。（了）

出典元：NDTV:Watch: ‘Human Catapult’ Launches US Man Into Air(10/25)

出典元：Wikipedia:ベースジャンピング