欧州サッカー連盟がFIFAを痛烈批判、米選手の出場停止取り消しを巡り

サッカーワールドカップで、アメリカ代表選手の出場停止を取り消した問題を巡り、欧州サッカー連盟(UEFA)は、国際サッカー連盟(FIFA)を痛烈に批判した。
「一線を越えた」
ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受け、退場処分となったアメリカ代表のFolarin Balogun選手は、ベルギーとの決勝トーナメント1回戦に出場停止となる予定だった。
しかし先週、アメリカのトランプ大統領が、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に電話をかけ、出場停止の判断を見直すよう要請。その後、Balogun選手の出場停止が取り消しとなり、ベルギー戦に出場できることになった。
その後、欧州サッカーの統括団体である欧州サッカー連盟(UEFA)は声明を発表し、FIFAの出場停止処分を事実上取り消す介入は「一線を越えた」と痛烈に批判した。
「前例がなく、正当化できない」
またUEFAは声明で、次のように続けた。
「1試合の自動停止処分は、裁量による選択肢ではなく、規則に明記された原則である。規則の確実性がその守護者によって保証されなくなった時、試合の公正さが損なわれ、大会の信頼性が損なわれる。同様に、このような決定は、現在開催中の大会において前例を作り、同様の状況が発生した場合には平等な扱いが求められることになり、大会の健全性を損なうことになる。このような前例のない、理解しがたく、正当化できない決定に、我々は強い不信感を表明する」
UEFA statement on the Balogun case: ⬇️https://t.co/9LQDx8waKe
— UEFA (@UEFA) July 6, 2026
欧州連合(EU)のスポーツ担当委員であるグレン・ミカレフ氏も、SNSに次のように投稿した。
「スポーツに関する決定に影響を与えることは、スポーツの自律性を損なうことになる。我々は、スポーツが政治目的で利用されることなど、スポーツが直面する真のガバナンス上の課題に注力すべきである」
さらにベルギーのマキシム・プレヴォ外相は、「もし(トランプ氏の)電話が、本当にこの理解しがたい決定の理由であるならば、それはサッカーとスポーツの最も基本的なルールに対する、明白な違反である」と述べたという。
ちなみに7月7日(日本時間)に行われた、アメリカ対ベルギー戦は、4対1でベルギーが勝利した。
ただ実は、イングランド対メキシコ戦でも、イングランドのジャレル・クアンサー選手が退場処分を受けており、すでにイングランド代表チームはFIFAに対して、クアンサー選手の出場停止処分の取り消しを求めることを、検討していると言われている。(了)
出典元:BBC:Integrity of game at stake over Fifa Balogun decision – Uefa(7/6)

























