イランが再びホルムズ海峡を封鎖へ、イスラエル軍がレバノンで32人を殺害

イラン側は6月20日、再びホルムズ海峡が封鎖されつつあると明らかにした。
アメリカへの圧力か
イラン革命防衛隊の海軍は20日、イスラエルによるレバノン南部への攻撃を受け、ホルムズ海峡を再び閉鎖すると発表した。
その上でイラン革命防衛隊は、ホルムズ海峡への船舶の接近を禁止し、接近すれば安全が脅かされる可能性があると警告した。
イラン側は、海峡閉鎖の理由について、イスラエル軍によるレバノン南部への攻撃を挙げ、アメリカ側に署名された覚書の内容、つまり「レバノンを含む全ての戦線での戦闘停止」を守らせるよう圧力をかけている。
ただし実際に、ホルムズ海峡が閉鎖されたのか、それとも現時点では脅しなのかは明らかになっていない。
レバノンで32人が死亡
イスラエル軍は停戦に合意したにも関わらず、レバノン南部を攻撃し続けており、20日の夜明け以降、32人が殺害されたという。
特にレバノン南部ナバティエ地区では、イスラエル軍の空爆により16人が死亡、12人が負傷した。
またレバノン南部のティルス地区にあるBarish村でも、イスラエル軍の攻撃により、一家4人(父親、母親、子供2人)が死亡。ベッカー渓谷西部の町、Sohmorにある民家もイスラエル軍の空爆を受け、4人が死亡、1人が負傷したそうだ。
シドン地区の町、Qanaritへのイスラエル軍の攻撃では、少なくとも7人が死亡、13人が負傷した。
さらにイスラエル軍は停戦中であるにも関わらず、ガザ地区へも攻撃しており、20日には北部のガザ市にあるアパートが空爆され、子供2人を含む少なくとも5人のパレスチナ人が殺害された。
中東メディア「アルジャジーラ」のジャーナリストであるAhmed Wishah氏も、ガザ地区で、イスラエル軍の空爆によって殺された。
At least five Palestinians, including two children were killed after an Israeli strike hit an apartment in Gaza City early Saturday. pic.twitter.com/sdkDW1yH7g
— Al Jazeera English (@AJEnglish) June 20, 2026
イスラエル国内でトランプ批判
一方、イスラエル国内では、イランとの覚書に署名したトランプ大統領への批判が高まっているという。
実際にイスラエルの主要メディア各社は、トランプ大統領がイランとの暫定合意によって、イスラエルを見捨てたと報じたそうだ。
特に辛辣な批判を展開した論説記事は「あなたは史上最高の大統領になれたはずなのに、失敗した」というタイトルで、トランプ大統領が「残忍で残酷なテロ政権(イラン)と降伏協定を結んだ」と非難した。
この記事は、トランプ大統領の大口献金者であるミリアム・アデルソン氏が所有する、イスラエルの有力紙「イスラエル・ハヨム(Israel Hayom)」に掲載されたという。
イスラエルのネタニヤフ首相は、イスラエル軍が「北部国境防衛に必要な限り」、レバノン南部に駐留し続けると強調した。
一方で、イラン側は、覚書に基づく義務履行を確実にするため、代表団が間もなくスイスに向けて出発すると述べ、アメリカのバンス副大統領も、数日中にイランとの協議のためスイスを訪問する予定だと述べた。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Tehran says Hormuz shut; Iran-US talks to start Sunday(6/20)

























