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世界の大手石油会社がイラン戦争により、3カ月で莫大な利益を得る

世界の大手石油会社がイラン戦争により、3カ月で莫大な利益を得る
X_Jack Prandelli

世界の大手石油会社が、猛暑を引き起こしている上に、イラン戦争のため、短期間でかなりの利益を上げていたことが明らかにされた。

 

8社で約14.6兆円の利益

 

英紙「ガーディアン」の分析によると、上場石油生産会社8社は、第一四半期(4月から6月末まで)の3カ月間で、約930億ドル(約14.6兆円)の利益を上げたという。

 

これらの8社は「サウジアラムコ」や「BP(旧British Petroleum)」「シェル」「Equinor」「TotalEnergies」「Eni」「シェブロン」「エクソンモービル」とされ、彼らはこの期間、1分間に70万ドル(約1億1000万円)以上の利益を上げていたそうだ。

 

その原因は、イラン戦争でホルムズ海峡が閉鎖されたことによる、エネルギー価格の高騰と考えられている。

 

時価総額も合計470兆円を超える

 

今年の2月に始まったイラン戦争では、世界的な原油価格の高騰を引き起こし、1バレル126ドルを超える高値をつけた。

 

これらの石油会社は、昨年同期の利益が500億ドル(約7.8兆円)弱だったが、今年は利益をほぼ倍増させ、8社の時価総額も約6000億ドル(約94兆円)増加し、3兆ドル(約470兆円)を超えたという。

 

最大の石油利益を上げたのは、サウジアラビア国営石油会社「サウジアラムコ」で、イランと「フーシ派」の攻撃によりインフラが被害を受けたにもかかわらず、第一四半期の純利益は34%増の330億ドル(約5兆2000億円)超になったそうだ。

 

化石燃料企業と猛暑に関連

 

一方、環境保護活動家らは、これらの企業が化石燃料を燃焼させて気候変動を引き起こし、猛暑を発生させたと非難している。

 

昨年9月に発表された研究論文の分析では、世界最大の化石燃料企業からの二酸化炭素排出量が、猛暑と直接的に関連していることが初めて明らかにされた。

 

その分析によると、上位14社の石油会社のうち、いずれか1社からの二酸化炭素の排出量だけで、本来であればほぼ起こり得なかった、50回以上の熱波を引き起こすのに十分な量だったことが判明したという。

 

また炭素排出量データベース「カーボン・メジャーズ」では、「サウジアラムコ」の化石燃料生産による二酸化炭素排出量は、史上どの企業よりも多く、「シェブロン」と「エクソンモービル」がそれに続き、「シェル」と「BP」がトップ10に入っていると報告している。

 

環境保護活動家らは、何百万世帯が光熱費の高騰と、気候変動による猛暑という形で、その代償を払わされていると警告しているそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Revealed: major oil firms make $93bn profits amid war and climate crisis(8/4)

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