イスラエル軍がパレスチナ人の女性看護師まで射殺、葬儀に数千人が参列


ガザ地区にあるイスラエルとの国境付近で、パレスチナ人の女性看護師が狙撃され、死亡した。

 

ケガ人を助けようとしていた

 

この事件が起きたのは6月1日(2日という報道も)、場所はガザ南部にあるKhan Younisの東側とされている。

亡くなった女性は、Razan al-Najarさん(21)。彼女はボランティアの医療関係者で、当時イスラエルへの抗議活動が行われている最中、ケガを負った人を助けようと国境フェンスのそばまで駆け寄っていたという。

 

しかしその時、イスラエル兵がNajarさんを狙撃。彼女はその後、死亡したそうだ。またReutersでは、この時彼女は白い服を着て、両手を高く掲げていたが、その後胸を撃ち抜かれたとの目撃者の証言を伝えている。

 

この事件は現在、イスラエル軍によっても調査が進められているという。

 

これまでの犠牲者数は119人

 

Najarさんの葬儀はその日に行われ、医療関係者を含む数千人が参列。彼女の死を悼んだとされている。

 

またパレスチナ人によるイスラエルへの抗議活動は3月30日から始められたが、彼女の死によってこれまでの犠牲者の数は119人になったそうだ。

 

 

Najarさんの母親は、血に染まった服や脱脂綿、包帯を示しながら、次のように語ったという。

 

「これが私の娘の武器です。彼女はこれで抵抗し続けたのです。どんな基準で兵士は娘を殺したのでしょうか。彼女は抗議活動の最初の日からずっと、ターゲットにされていました。娘はこれまで何度も死を免れ、生き延びてきたのです。そして私のところへ来ては、自分が経験したことを話してくれていました」

 

 

パレスチナ医療救援協会は声明で「医療関係者への銃撃はジュネーブ条約違反の戦争犯罪だ」と非難。ガザにおけるイスラエルの人道法違反に国際社会が早急に対応するよう訴えた。

 

葬儀の後も参列者が国境で投石を行う

 

彼女の葬儀の後、再び参列者の一部は国境のフェンスへ向かい、イスラエル兵を狙って投石を行ったという。

 

パレスチナの保健省はこの投石により、5人のパレスチナ人がイスラエル兵に撃たれ、ケガを負ったとしている。

 

また同じ日にはヨルダン川西岸のHebronにおいて、パレスチナ人の男がイスラエル兵や市民がいる中に牽引車両で突っ込もうとしたが、その後射殺されたそうだ。(了)

 

出典元:euronews:Protests resume after funeral of Palestinian nurse(6/2)

出典元:Reuters:Israeli army kills Palestinian nurse in Gaza border protest: medics(6/2)