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独の動物園が水害に襲われ、ライオンやトラが逃げ出すという偽情報が流れる

独の動物園が水害に襲われ、ライオンやトラが逃げ出すという偽情報が流れる
flickr_Leszek Leszczynski

ドイツで先週、動物園から複数の獰猛な動物たちが逃げたとして大騒動になり、周囲の住民にも警戒が呼びかけられた。

 

2頭のライオンと2頭のトラなどが逃げる?

 

その出来事が起きたのは6月1日、場所はベルギーとの国境付近、Lünebachという町にある民間の「Eifel動物園」とされている。

 

前日の木曜日、この地域は猛烈な嵐に見舞われたという。そして動物園の中も水で溢れ、檻も部分的に破壊され、2頭のライオンと2頭のトラ、1頭のジャガー、そして1頭のクマが逃げ出したという情報が流れたそうだ。

 

このため周辺住民は建物の中に待機するよう指示され、当局はドローンなどを使って消えた動物たちの行方を追い続けた。

 

逃亡していたクマは射殺、その他は…

 

その結果、1頭のクマを動物園の敷地内で発見し、その場で射殺したという。しかしライオンやトラ、ジャガーなどの5頭は実際には動物園の檻から出ていなかったそうだ。

 

Andreas Kruppert市長によれば、動物園側は大雨に見舞われている間も、檻の中に動物がいるかどうかをチェックし続けていたという。

 

そしてもし水害の被害があまりにも大きければ、他の動物園へ彼らを移送する予定だったとしている。

 

しかしなぜライオンやトラなどが逃げたという情報が流れたのか、誰がそのような警告を発したのかは分かっていない。

 

今回の大雨では近くの川が氾濫し、動物園にある檻の下の土砂も流されて動物が逃げたと考えられていたようだが、現場は水害によって相当混乱していたに違いない。(了)

 

出典元:euronews:False alarm after five big dangerous cats ‘escape’ from German zoo(6/1)

出典元:THE LOCAL:False alarm after five big cats ‘break out’ of zoo in west Germany(6/1)

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