イタリアで6名のアフリカ系移民を銃撃した男、自宅からヒトラーの著書やナチ関連の書籍が見つかる


6名のアフリカ系移民が銃で撃たれる、という惨劇がイタリアで起こった。

 

その後、拘束された容疑者の自宅からは、アドルフ・ヒトラーの著作「マインカンプ(我が闘争)」やナチ関連の書籍が発見された。

 

被害者はいずれもアフリカ系移民

 

事件が起きたのは今月3日。首都ローマの北東約170kmに位置するマチェラータという町でのこと。

 

一人の男が車を走行させながら銃を乱射させ、次々と人を襲った。これにより6名がケガを負ったが、被害者の多くはガーナやナイジェリア等のアフリカ系移民だったという。

容疑者はその後逮捕されたが、警察に連行される前に、ナチスが採用したことでも知られるファシスト式敬礼を行ったそうだ。

 

そしてパトカーに乗せられる時、イタリア国旗を身体にまとったという。

Facebook/Polizia di Stato

犯行の動機には人種差別か

 

まだ犯行の動機は明らかにされていないが、当局は人種差別的なものがあるとみている。

 

また、今月1日に同じ町で、イタリア人女性が殺害された後に解体され、スーツケースに入れられた状態で発見されるという事件が起こった。

 

ナイジェリア出身の男が事件に関係しているとされ、この件が今回の犯行に影響しているとも考えられている。

 

ヒトラーの著書を読んでいた容疑者

 

その後警察の捜索により、容疑者の自宅からヒトラーの著書「我が闘争」やナチス関連の書籍が発見されたという。

 

地元メディアに対し警察はこう語っている。

「容疑者は明らかな意志を持って犯行に及んだ。一種の報復、または復讐の意図を持ち、狂気な犯行に及んだ可能性がある。」

Facebook/Laura Boldrini

 

移民をめぐり混乱するイタリア

 

イタリアには近年アフリカからの移民者が増えており、過去4年で60万人以上の移民が押し寄せている。

 

3月4日には国民選挙が実施される予定で、移民問題は最大の焦点の一つとなっている。反移民を唱える政党の代表は、「もし選挙に勝てば、最初の1年間で15万人の移民を追放する」と宣言している。

 

一方、これに対し首相の Paolo Gentiloni氏は、「我が国は憎しみと暴力で分裂しない」と声明を発表。

 

「暴力の連鎖的な悪循環を助長させようと考える者にとって、状況は厳しくなるだろう。」

 

「我々は共に断ち切ろう、この脅威を、適切な方法によって。」

 

来月の選挙の行方に注視したい。(了)

 

出典:sky news:Hitler’s Mein Kampf book found in Macerata shooting suspect’s home (2/4)

出典:sky news:Man held after drive-by shootings of black immigrants in Italy (2/3)