インドネシアの証券取引所で崩落、その決定的瞬間をカメラが捉えていた
先日、インドネシアの証券件取引所で通路が崩落し、多くのケガ人を出したが、その決定的瞬間が撮影されていた。
事故の瞬間を捉えた恐ろしい映像
1月15日の正午過ぎ、首都ジャカルタにある証券取引所で、中二階の通路が崩れ落ちるという事故が起きた。
これにより当時、通路を歩いていた人々が1階へと落下。多くの人々がケガを負ったという。
直後のニュースなどでは、1階の様子を映した動画が流されていたが、実は事故の瞬間を建物に設置されていた防犯カメラが捉えていた。
77人がケガ、主に大学生
動画には、エレベーターホールらしき場所の手前に多くの人が映っており、突然通路が崩壊し、人々が下へ投げ出される様子が映っている。
インドネシア警察の広報官、Setyo Wasisto氏によれば、当時通路を歩いていたのは、主にスマトラ島から証券取引所の見学ツアーに訪れていた大学生だったという。
手当を行った5つの病院の報告では、ケガを負ったのは全部で77人。そのうちSiloam病院では20人以上の治療にあたったそうだ。
崩れる前にわずかな振動を感じる
当時、通路を歩いていた女子大学生によれば、床が崩れる前にわずかな振動が感じられたという。
そして通路が一気に崩れ、混沌とした状況が引き起こされたそうだ。彼女の友人の何人かは瓦礫に頭をぶつけており、頭部に傷を負ったり、足の骨が折れたりした人もいたとか。
しかし幸いにも今回の事故で死者は出ておらず、最も深刻なケースは骨折だったとされている。
またテロのものとみられる爆発物なども発見されていない。この事故による学生たちの治療費は、証券取引所が負担することになるという。(了)
出典元:ABC News:Mezzanine inside Jakarta stock exchange tower collapses(1/15)
出典元:USA TODAY:Floor collapses at Jakarta stock exchange; nearly 80 hurt(1/15)