ドローンが旅客機に接近する危険行為が発覚、動画が公開され調査が進む
アメリカで旅客機に接近するドローンの動画が公開され、調査が進められている。
ドローンが撮影した映像を公開
その動画が公開されたのは2月2日。撮影日時は明らかにされていないが、当時旅客機はちょうどラスベガスにあるマッカラン国際空港に着陸しようとしていたという。
動画はドローンに搭載されたカメラで撮影されており、飛行中の旅客機に接近する場面が捉えられていた。
その後、この映像はネットで公開されるが、非常に危険な行為のため、アメリカの連邦航空局(FAA)は誰がこのドローンを操縦していたのかについて調査を進めているそうだ。
3年間刑務所に投獄される可能性も
FAAによれば、ドローンを危険な状況で飛行させることは、1つの違反につき最大で1437ドル(約15万円)の罰金が科せられる場合があるという。
またこれは刑事事件として起訴される可能性があり、そうなると罰金は最大で25万ドル(約2700万円)、さらに3年間刑務所に投獄されることもあるとか。FAAは声明で次のように述べている。
「(ドローンの)パイロットの行動は、飛行している乗客たちを危険にさらしただけではなく、アメリカのドローン業界や、Drone Uという団体の信用を貶める可能性があります」
またDrone Uとそのメンバーたちも、今回の行為を非難。無責任で向う見ずな飛行を行ったドローンのパイロットをただちに正当に罰すべきだとし、このような犯罪的な行為はどんな言い訳も許されないとしている。
さらにモデル航空学アカデミーのChad Budreau氏も次のように語っている。
「飛行規則を破り、人々の安全を危険にさらしたどんな人間も、このような行動について責任を取らなければなりません。このドローンのパイロットや将来違反する人間に対して強力な措置をとるよう、FAAに促しています」
確かにもし衝突して大事故に繋がれば、いたずらでは済まされないだろう。このような行為は非常に危険だと言えるかもしれない。(了)
出典元:MailOnline:Startling footage shows a DRONE flying disturbingly close to a plane as it comes into land in Vegas as FAA launches investigation(2/3)
出典元:C-net:Drone hovers right above jet landing at Las Vegas airport(2/2)