海水浴客で賑わうビーチに突然、謎の集団が上陸、実はアフリカからの移民だった
スペインの観光地となっているビーチに突然、移民が乗った船が現れたとして話題となっている。
警察が来る前に全員が街へ逃げる
その様子が目撃されたのは先週の水曜日(8月9日)、スペイン南西部のサアラ ・ デ ・ ロス ・ アトゥネスという街の近くにあるビーチだという。
映像には海水浴客が歩く海辺の沖合から、突然黒いゴムボートが現れ、ビーチへ接近する様子が写っている。
やがて浅瀬にたどり着くと、ボートに乗っていた集団が次々と海へと降り、砂浜へ上陸。その後、ビーチを横切り、街の中へ走っていく姿が捉えられていた。
当時、現場でこの様子を目撃していた人によれば、移民たちは警察が到着するまでには全員その場から立ち去り、散り散りになっていったという。
Zahara de los Atunes. Dos de la tarde pic.twitter.com/IvYGmbfE4E
— Jaime Moreno (@GolfJaime) August 9, 2017
渡ってきたのはアフリカからの移民
この移民たちはアフリカからジブラルタル海峡を越えてきたと考えられているが、スペインのビーチに彼らが姿を現すことは滅多にないこととされている。
ただ北アフリカのモロッコなどと国境を接している、スペインの飛び地領のMelillaやCeutaといった街では、以前も彼らの目撃情報があったとか。
2つの街はアフリカ大陸にあり、陸続きとなった国境のため、ヨーロッパへ行きたいと願う移民らが容易に入れる場所になっているという。
そしてこの出来事の前日、先週の火曜日にもその場所で、スペイン警察がモロッコやアルジェリアから来た移民30人を拘束。そのうち10人は子供たちで、彼らは催物会場に止まっていた車の中に隠れていたそうだ。(了)
出典元:METRO:Dozens of migrants disembark on Spanish beach in front of shocked tourists(8/10)