全米の9つの州議会に対し爆破予告、避難命令が発せられる
アメリカにある少なくとも9つの州議会議事堂に対し、爆破予告が行われ、避難命令が出された。
FBIがすでに情報を収集
爆破予告が届けられたのは、コネチカット州、ジョージア州、ハワイ州、アイダホ州、ケンタッキー州、メイン州、ミシガン州、ミシシッピ州、モンタナ州の政府庁舎や議会議事堂とされている。
爆破予告に関しては1月3日、国務長官や立法機関の事務所から電子メールを経由して、州政府庁舎に知らされたという。
米連邦捜査局(FBI)はすでに、州や地方、連邦の法執行機関と協力して情報を収集・共有し、それに基づいて行動していると述べた。
メールで多くの州に一度に送信か?
コネチカット州議会議事堂警察のスコット・ドリスコル氏によれば、爆破予告のメールは明らかに多くの州に送信されたもので、議事堂内に複数の爆発物を設置したと主張していたという。
またケンタッキー州知事のアンディ・ベシェア氏も、「X」に次のように投稿した。
「全員が無事である間、議事堂警察は州議会議事堂から避難するよう全員に要請し、脅迫について調査している。私たちは、全国の他のオフィスに対して、同様の脅迫が行われていることを認識しています。初期対応者の素早い対応に感謝し、さらなる最新情報を提供していきます」
ミシガン州警察のロリ・ドゥゴヴィト報道官は、「ミシガン州議会議事堂に関わる脅迫を受けて、今日1月3日の午前7時45分頃に、脅迫文がミシガン州議会議事堂委員会の一般アカウントに電子メールで送信されたことが確認できる」と述べたという。
ただしFBIは、爆弾テロの脅威を認識しつつも、現時点では「具体的で信頼できる脅威を示す情報はない」と述べている。(了)
出典元:The Guardian:At least nine US state capitol buildings evacuated after bomb threats(1/3)