ガラパゴス諸島の無人島で火山が噴火、溶岩が流れる様子を撮影
エクアドルにあるガラパゴス諸島の無人島で、火山が噴火し、その様子が撮影された。
ラ・クンブレ火山が爆発
その無人島とは、ガラパゴス諸島のフェルナンディナ島だ。ここには高さ1476mのラ・クンブレ火山(La Cumbre volcano)があり、3月2日の真夜中頃に噴火したという。
ラ クンブレ火山は、ガラパゴス諸島で最も活発な火山の1つであり、最後に噴火したのは2020年となる。
ガラパゴス諸島を訪れていた人が撮影した映像には、空が赤く染まり、山肌から溶岩が海へ流れ落ちていく様子が映っていた。
The La Cumbre volcano on the uninhabited Fernandina island began erupting Saturday around midnight in what officials said could be its largest eruption since 2017.https://t.co/h6Fa1gwq5P pic.twitter.com/ZNGhqZAzRm
— ABC News (@ABC) March 4, 2024
2017年以来、最大の噴火になる可能性
エクアドル地球物理学研究所の関係者らによれば、今回の噴火は2017年以来、最大となる可能性があるという。
またフェルナンディナ島は無人島のため、人的な被害はなかったが、この島にはイグアナやペンギン、飛べない鵜など、多様な生物が生息している。
2019年には、この島で1世紀以上目撃されず、絶滅が心配されていた巨大なカメが、科学者たちによって発見された。
ガラパゴス諸島は、19 世紀のイギリス人科学者、チャールズ・ダーウィンが進化論の着想を得た場所として知られている。(了)
出典元:ABC News:Volcano on uninhabited Galapagos island erupts, sends lava flowing to sea(3/4)