連続殺人の犯人がテレビのクイズ番組に出演していた!【フランス】
フランスのテレビ番組に以前、連続殺人事件の犯人の男が出演していたという。
クイズに答え、司会者とも談笑
その男とは、Francois Verove容疑者だ。元警察官の彼は1980年代から1994年にかけて、強姦と殺人事件を繰り返し起こしていたという。
しかし事件は未解決のままで、その後、Verove容疑者は警察を退職。南フランスの町、La Grande-Motteで、妻と子供たちと暮らしていたそうだ。
しかもそんな人物が、2019年にはフランスのクイズ番組に出演し、問題に答えながらも、司会者と楽しそうに、冗談を言い合っていたという。その番組の様子が、SNSにも投稿されている。
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— Brandon Waret (@BrandonWaret) March 12, 2024
少女を強姦し殺害、カップルも殺害
Verove容疑者には、1986年にパリで11歳の少女を強姦し、殺害した容疑がかけられており、他にも2人の子供たちを強姦したと見られている。
またVerove容疑者は1987年にもパリで、カップルを殺害しており、同年にパリのマレ地区中心部で、やはり恋人たちの首を絞めて殺した容疑がかけられていた。
しかし2021年9月、Verove容疑者は地中海沿岸の漁村にある賃貸アパートの一室で自殺。妻に対して、過去に自分が犯罪を行っていたことを告白するメモを残していたという。
召喚状が届けられてから行方不明に
Verove容疑者は元憲兵で、その後警察官となるが、退職後は南フランスの地方議員にもなっていた。
警察は2021年には事件の容疑者のDNAプロフィールを確立し、Verove容疑者が自殺する数カ月前から、事件当時パリに配属されていた憲兵への尋問を開始していたそうだ。
そしてVerove容疑者にも9月24日に召還状が送られてきたが、それから3日後、妻から同容疑者が行方不明になったと報告があり、自殺しているのが発見された。
彼が残したメモには、「(殺人への)衝動を抑えきれず、殺さなければならない時もあった」と述べられていたが、詳しい殺害の自供などは含まれていなかった。
ただ警察はその後、Verove容疑者の体からDNAのサンプルを採取。検査の結果、いくつかの事件現場で見つかった犯人のDNAと一致したという。(了)
出典元:MailOnline:French serial killer appeared on TV quiz show while police hunted him for the rape and murder of children: Murderer laughed and joked with host while evading justice for decades(3/14)