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インド北部で村を襲い、7人の子供たちを殺したオオカミを捕獲

インド北部で村を襲い、7人の子供たちを殺したオオカミを捕獲
X_PANKAJ CHOUDHARY

先日、インド北部のウッタルプラデーシュ州で、オオカミの群れにより多くの人々が殺されたため、捜索が続けられていた。

 

6週間で子供7人と女性1人が死亡

 

そのオオカミの群れは、30以上の村で人々を襲い、わずか6週間で子供7人と女性1人が殺されたという。最初の襲撃は7月17日に起き、1歳児がオオカミに殺害された。

 

新しい襲撃は8月26日に報告され、オオカミが家に侵入し、中庭で母親と一緒に寝ていた7歳の男の子を殺害したそうだ。

 

この攻撃により、村々で5万人以上が恐怖に陥ったため、森林局は150人の森林職員と200人以上の警備員を派遣。

 

さらにオオカミが徘徊していたBahraich地区では、森林局職員25人からなるチームが、サトウキビ畑などを徹底的に捜索したそうだ。

 

ドローンを使ってオオカミを捜索

 

捜索では、カメラと熱感知ソフトウェアを搭載したドローンが使われ、28日の夜に初めてオオカミを発見。最終的に足跡から追跡が開始され、翌朝には群れの1頭のオオカミを捕獲した。

 

 

その後、オオカミは鎮静剤を打たれ、Gorakhpur地区にある動物園に連れて行かれたという。

 

そもそもインドでは、ヒョウやトラの襲撃が定期的に報告されているが、オオカミの襲撃は珍しいそうだ。

 

Bahraich地区当局は、オオカミの侵入を阻止するために、住宅地に拡声器と投光器を設置。また、オオカミは大型動物が生息する地域を避けるため、ゾウの糞と尿を使用することも検討しているという。

 

今回のオオカミの襲撃では、一度野原に引きずりこまれた7歳の子供が、その後救出され、生き延びた例も報告されている。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:First wolf finally captured from pack that has killed seven children in northern India(8/30)

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