大谷選手が水原被告に対し、4900万円相当の野球カードの返還を求める
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が、元通訳の水原一平被告に対し、高価な野球カードの返還を求めていることが明らかになった。
サイン入りの野球カードを購入していた
11月26日に提出された裁判記録によれば、大谷選手は彼自身のサイン入りの野球カードを、水原被告が無許可で不法に所有していたとして、返却を求めているという。
水原被告は2021年11月頃から大谷選手の銀行口座にアクセスし、約23億8500万円を盗み、違法なブックメーカーでのギャンブルの賭け金と借金の返済、自身の医療費に充てていた。
また同時に、水原被告はその金を使って2024年までに、オンライン再販業者の「eBay」と「Whatnot」で、約32万5000ドル(約4900万円)相当の野球カードを購入していたそうだ。
来年1月に判決の予定
水原被告は今年6月、すでに裁判で銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪を認めており、来年1月に判決が言い渡される予定だという。
有罪の判決が下されれば、連邦刑務所で30年以上の刑期を務める可能性があると言われている。
また、大谷選手への賠償金として総額約1700万ドル、国税庁への賠償金として100万ドル以上を支払う義務を負う可能性もあるそうだ。
また水原被告はグリーンカードを持ち、合法的な永住者の立場だが、日本に強制送還される可能性もあるという。(了)
出典元:The Guardian:Shohei Ohtani seeks $325,000 worth of baseball cards from ex-interpreter(11/28)