オリンピックに出場したスイス代表の女子スノーボーダー、雪崩に巻き込まれ死亡
スイス代表のオリンピック女子選手が、雪山で雪崩に巻き込まれ、死亡した。
スイス東部の山岳リゾートで死亡
亡くなったのはスイス代表のスノーボーダーである、ソフィー・ヘディガー選手(26)だ。
スイス・スキー連盟によると、彼女は12月23日、スイス東部の山岳リゾート「アローザ」で雪崩に巻き込まれて死亡したという。
スイス・スキー連盟のCEO(スポーツ部門)、ウォルター・ロイサー氏は、24日の声明で次のように述べた。
「スイス・スキーのファミリーにとって、ソフィー・ヘディガー選手の悲劇的な死は、クリスマス休暇に暗い影を落としました。私たちは計り知れないほど悲しんでいます。私たちは衝撃を受けており、ソフィーの家族に心からお悔やみ申し上げます」
北京オリンピック大会に出場
ヘディガー選手は2022年北京オリンピック(冬季)大会に、スイス代表として、女子スノーボード・クロスと混合団体スノーボード・クロスに出場したという。
また2023-24年シーズンでは、ワールドカップで初の2度の表彰台を獲得。1月にスイスのサンモリッツで2位となり、2月にジョージアのグダウリで3位となったそうだ。
そして来年の3月には、スイスのエンガディンで開催される、スキー・フリースタイルとスノーボードの世界選手権で、メダルを獲得することを夢見ていたという。
地元警察によると、ヘディガー選手ともう一人の同伴者は23日の午後、閉鎖中の「ブラック・ダイヤモンド・コース」にいたという。
その後、ヘディガー選手は閉鎖コースを離れたが、その際雪崩に巻き込まれた、と警察は述べている。
また同伴者が救助隊に通報し、約2時間後に雪崩に埋もれたヘディガー選手を発見。救急隊員が心肺蘇生を試みたが、死亡が確認されたという。(了)
出典元:ABC News:Swiss Olympic snowboarder Sophie Hediger killed in avalanche(12/25)