ジョージアで人身売買組織が女性から卵子を採取、監禁されたタイ人が証言
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Facebook/Pavena Hongsakul Foundation for Children and Women
ジョージアに連れていかれた3人のタイ人女性が、卵子を採取されそうになったとして、記者会見で明らかにした。
SNSで代理母の広告に応募
3人の女性は帰国し、先週タイで記者会見を行い、自分たちがジョージアで経験したことを明らかにしたという。
彼女たちは当初、SNSで代理母を募集する広告を見て応募。報酬は月に1182ドル(約18万円)で、赤ん坊の親となる家族と共に暮らすのが条件だったそうだ。
その後、ドバイとアルメニアを経由してジョージアへ行き、そこで中国人2人に付き添われて、ある家に連れてこられたという。
卵子を採取されていた女性たち
しかしその家には、60~70人のタイ人女性がおり、3人は彼女たちから代理母契約などはないと聞かされたそうだ。
しかも女性たちは、注射を打たれ、麻酔をかけられた後、機械で卵子を採取されていたという。
このことを知った3人は採卵を避けるために、病気を装い、弱っているように見せかけたそうだ。
ただ人身売買組織にパスポートが取り上げられ、タイに帰国すれば逮捕される恐れがあると脅されていたという。
しかしその後、タイのNGO「パヴェナ・ホンサクル子どもと女性財団」の支援を受け、3人は無事に帰国。財団は、まだ約100人の人身売買された女性が残されていると推定している。
すでにジョージアの警察はこの人身売買組織について捜査しており、ジョージアの内務省も捜査の一環として、4人の外国人が尋問を受けたと明らかにした。
またタイでも捜査が行われており、残された女性たちの救出に取り組んでいるようだ。(了)
出典元:ABC.net:Investigation launched into human egg trafficking ring targeting Thai women(2/8)