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数年で思想が過激化…拘束具を手に議事堂に侵入した元軍人

数年で思想が過激化…拘束具を手に議事堂に侵入した元軍人
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1月6日、トランプ大統領の支持者らが、ワシントンD.C.にある連邦議会議事堂を一時的に占拠した問題では、暴徒の中に軍事訓練を受けたとみられる者もいた。

 

そのうちの一人が、ラリー・ブロック氏だ。拘束具を手に暴徒化した彼は、かつて国を守る立場の人間であったことが明らかになった。

 

拘束具を手に持ち議事堂に侵入

 

ブロック氏が議事堂に侵入した際の姿は、写真に収められている。

 

 

戦闘用のヘルメットやボディー・アーマーを身に着けており、手には拘束に使われるジップタイの束を握りしめている。何のために侵入したのかを考えると、恐ろしくなる写真だ。

 

この事態を重く見たのは、トロント大学の研究機関でシニア・リサーチャーとして働く、ジョン・スコット・レイルトン氏だ。

 

彼はTwitterでこの人物に関する情報提供を呼び掛けた。

 

急激に過激な思想を持つように

 

そして明らかになったのは、この写真に写っているのは、53歳のラリー・ブロック氏という元軍人であるということ。1989年に空軍士官学校を卒業して中佐となり、2014年に退役。現在はテキサス州で生活をしており、3人の子どもがいるという。

 

複数の映像に残されていた彼の姿から、服やヘルメットについているパッチなどの手掛かりを集め、顔認識機能などの技術を使用して身元を探り、間違いを防ぐために、New Yorkerの記者であるのローナン・ファロー氏の協力の下で、情報の裏付けがされてから公表された。

 

ブロック氏の家族や周囲の人々の話によると、この数年で思想が過激化しており、ドナルド・トランプを熱心に支持するようになったという。さらには、人種差別的な思想を持つように。

 

空軍で10年ほど共にパイロットをしていた元同僚からも、距離を置かれるようになっていた。

 

本人を取材したメディアも

 

調査に協力をしたNew Yorkerは、ブロック氏に取材をしている。

 

彼はあくまでも暴徒ではなく、平和的な参加者であったことを強調。ドナルド・トランプが支持者に参加を促したことに応じて、ワシントンD.C.に向かったと話している。ボディー・アーマーを着ていたのは、ブラック・ライブズ・マターの支持団体に危害を与えられたくなかったからだとのこと。

 

また、拘束具を持っていたのは、ナンシー・ペロシ下院議長に危害を与えることが目的だったのではないかという憶測については、これを否定。拘束具は拾ったものであり、ペロシ下院議長の執務室には一度は向かったが、途中で引き返したと主張している。

 

参考:The New Yorker「An Air Force Combat Veteran Breached the Senate」(1/9)

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