NYで観光用のヘリコプターが墜落、その瞬間をとらえた動画がショッキング

アメリカのニューヨーク市で4月10日、観光用のヘリコプターが墜落し、その瞬間が撮影された。
すべてのプロペラが失われていた
墜落したのは、「ニューヨーク・ヘリコプターズ」社のチャーター機だ。当時、観光用ヘリコプターにはパイロット1人、スペインからの家族、大人2人と子供3人が乗っており、やがてウォール・ストリート・ヘリポートを離陸したという。
しかし離陸後15分頃、現地時間の午後3時17分に、ニューヨーク市のロウアー・マンハッタン付近のハドソン川、ニュージャージー州側に近い場所に墜落した。
墜落時、ヘリコプターのメインローターのプロペラと、後部のプロペラがすでに失われており、機体が真っ逆さまに川へと落ちて行った。
“There’s nothing to hold the helicopter up … you become a ballistic item headed for the water.” — ABC News aviation expert John Nance
All six people on board were killed when a helicopter plunged into the Hudson River on Thursday. https://t.co/djrz2fClF3 pic.twitter.com/RmAayhsKD8
— ABC News (@ABC) April 10, 2025
子供3人を含む6人全員が死亡
墜落後、対岸にある「ジャージーシティ・メディカルセンター」は、全力を尽くして救助にあたり、乗客らを搬送。しかし子供3人を含む6人全員が死亡したという。
スペイン外務省もこの事故を認識しており、ニューヨーク市にあるスペイン領事館は当局と連絡を取り、ヘリコプター墜落事故に巻き込まれた人々の身元確認を進めているそうだ。
目撃者はいずれも、「プロペラが一つ粉々に砕け散った」や「ヘリコプターが二つに割れ、ローターが吹き飛ぶのを見た」と述べている。
連邦航空局(FAA)によれば、墜落したヘリコプターは「ベル206型」と特定され、その日6回目の飛行中だったという。
まだ墜落の原因は分かっておらず、現在ニュージャージー州のジャージーシティ警察が捜査を主導しているそうだ。
ジャージーシティのフロップ市長は「以前から。ハドソン川上空の航空交通について懸念を抱いていた」と述べている。(了)
出典元:ABC News:Tourist helicopter crashes in Hudson River in New York City, all 6 on board killed(4/11)