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タリバンが生放送中に、BBCの女性キャスターの電話に直接かけてきた!

タリバンが生放送中に、BBCの女性キャスターの電話に直接かけてきた!
BBC News

イギリスの公共放送「BBC」の女性キャスターに、アフガニスタンの反政府勢力・タリバンの広報官がオンエア中、直接電話をかけてきて、すぐにインタビューが行われた。

 

アフガニスタン出身の女性キャスター

 

その女性キャスターとはYalda Hakimさん。彼女はアフガニスタンで生まれ、その後オーストラリアに移住し、現在は「BBC World News」などに出演している。

 

8月16日、Hakimさんは「BBC World News 」の番組でニュースを伝えていたのだが、そのオン・エア中、彼女の携帯電話にタリバンのスポークスマンであるSuhail Shaheen氏から電話がかかってきたという。

 

Hakimさんは、カメラが回っている中で、すぐにスタジオの音声につなぎ、プロデューサーに、携帯の音声が視聴者に聞こえているかどうか尋ねたそうだ。

 

その後、スタッフは迅速に対応し、すぐにゲスト用のマイクをHakimさんの携帯電話のそばに置き、音を拾ったという。そしてHakimさんはShaheen氏に対して、30分間のインタビューを行った。

 

人々への暴力を懸念していると伝える

 

HakimさんはShaheen氏に、今後のタリバンの計画や方針を尋ねたという。さらに彼らがイスラムの厳格な「シャリア法」を適用し、人々に体罰を加え、女性の学校への登校を禁止することを懸念していると伝えた。

 

これに対してShaheen氏は、次のように語ったという。

 

「私たちは、アフガニスタンにいる人々、特にカブール市で暮らす住民の財産や生活が安全であると保証します。誰に対しても復讐は行われないでしょう。われわれは国民とこの国の奉仕者なのです」

 

しかし以前、BBCの記者の取材によれば、進軍中のタリバンは支配した地域で、子供を縛り首にしたり、女性にも体罰を行ったりしてきたという。

 

 

もっともなぜ、タリバンのスポークスマンがHakimさんの携帯電話に連絡してきたのかは分かっていない。

 

ただHakimさんの機転の利いた対応や、冷静に的確な質問をしたことに対し、同僚や視聴者からも賞賛の声が寄せられたという。(了)

 

 

出典元:METRO:Moment BBC journalist Yalda Hakim receives call from Taliban live on air(8/16)

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