レディー・ガガのコンサートで爆弾テロ計画、ブラジルの警察が未然に防ぐ

先日、ブラジルでレディー・ガガの無料コンサートが行われたのだが、爆弾テロのターゲットになっていたことが明らかにされた。
200万人以上が集まったコンサート
このコンサートは5月3日、リオデジャネイロ市のコパカバーナビーチで開催され、200万人以上もの観客が集まったという。
しかし実は、コンサートの裏では爆弾テロの計画が進められており、ブラジルの警察などはテロを防ぐために、2人を逮捕したそうだ。
結局、コンサート会場内で爆発物は発見されず、コンサートも何事もなく終了したという。
「フェイク・モンスター作戦」
ブラジル司法省と連邦警察、デジタル情報機関は、合同捜査「フェイク・モンスター作戦」を立ち上げ、複数の都市で捜査を行ってきたという。
そしてリオグランデ・ド・スル州で成人男性1人と、リオデジャネイロで10代の少年1人を拘束した。
2人は、いずれもガガのファンとされ、火炎瓶を含む即席爆発物の使用を計画していたとみられている。
また2人は、ヘイトスピーチを助長し、暴力行為を扇動しながら他の10代の若者を勧誘するオンライングループのメンバーで、テロ行為の実行役を募集していたという。
逮捕された1人は、児童ポルノを所持していたとも言われている。
レディー・ガガの広報担当者は、彼女のチームが5月4日までこの作戦について知らなかったとし、次のように声明を発表した。
「私たちは今朝のメディア報道で、この脅迫疑惑を知りました。公演前と公演中、安全上の懸念は知らされておらず、警察や当局からレディー・ガガに潜在的なリスクに関する連絡もありませんでした。彼女のチームはコンサートの企画と実施を通して、法執行機関と緊密に連携し、関係者全員が実施された安全対策に自信を持っていました」(了)
出典元:ABC News:Brazilian police arrest 2 suspects over alleged plot targeting Lady Gaga’s concert in Rio(5/5)