旅客機の乗客も愕然、空中で機体のエンジンカバーが壊れかかっていた【動画】

台湾の金門島に向かう旅客機のエンジンが故障し、その恐ろしい瞬間が撮影された。
離陸後まもなく機体が揺れる
その事故が起きたのは、5月16日。その日の朝、マンダリン航空のATR72-600型機は台湾の金門島に向け、高雄国際空港を離陸したという。
しかし離陸直後、プロペラのエンジンに異常が発生。機体が揺れ始めたため、乗客たちは当初不安を覚えたそうだ。
そして乗客が窓の外を見たところ、プロペラエンジンのカバーが壊れ、激しくバタバタと揺れており、エンジン内部の部品が露出していた。その様子がこちら。
Mandarin Airlines ATR 72-600 makes an emergency return landing at Kaohsiung International Airport in Taiwan after its engine cover became loose on departure.
Flight AE301 was originally scheduled to fly from Kaohsiung to Kinmen but was forced to return to the airport due to the… pic.twitter.com/HN77Y1IAic
— Breaking Aviation News & Videos (@aviationbrk) May 16, 2025
「客室乗務員の目つきが怯えていた」
ある乗客によれば、離陸後間もなく機体が揺れ始め、乗客が窓の外を見て、客室乗務員に向かって叫び始めたという。その乗客は、次のように語る。
「一番怖かったのは、客室乗務員が何も言わなかったのに、目つきが怯えているように見えたことです。それが余計に怖かったです」
その後、パイロットはすぐに機内に緊急事態を宣言。旅客機を高雄空港に引き戻し、無事に着陸したそうだ。
現在、機械故障の原因究明のための調査が行われている。
実は昨年も、アメリカ・サウスウエスト航空のボーイング「737-800」で、エンジンカバーが離陸中に外れ、主翼のフラップに衝突する事故が起きている。(了)
出典元:MailOnline:Terrifying moment passenger plane’s engine breaks apart in mid-air(5/16)