インドネシアで大型フェリーが炎上、乗客が海へ次々飛び込む【動画】

インドネシアの沖合を航行していた大型フェリーで火災が発生し、多くの乗客が避難する様子が撮影された。
地元の漁師も救助活動に参加
その火災が発生したのは7月20日、場所はインドネシア中部にあるスラウェシ島沖とされている。
当時、大型フェリーの「KM Barcelona 5」は、北スラウェシ州のタラウド島から州都マナドへ向かっていたが、途中で火災が発生。海軍の艦艇3隻が出動し、地元の漁師も救助活動に参加したという。
フェリーが燃える最中、救命胴衣を着けた乗客らは、次々と海へ飛び込み、避難したそうだ。その様子がこちら。
Breaking news ..! Innalillahi kapal KM barcelona 5 terbakar di pulau talise minggu siang
Lokasi : sulawesi utara ( sulut )
Semoga tidak ada korban jiwa pic.twitter.com/uSZWN8kswu
— ilham wahyu s (@ilhampid) July 20, 2025
妊婦を含む5人が死亡
フェリーに乗っていた乗客乗員の正確な人数は、まだ明らかになっていない。
しかし海軍の艦艇や漁船などが、海に漂流していた生存者を救助。これまでに乗客乗員284人を救い出したという。
ただ救助隊員らは、妊婦を含む5人の遺体も収容したそうだ。
国家捜索救助庁によれば、船から避難した乗客の正確な人数は「現在調査中」だが、火災があった海域では捜索が継続され、取り残された乗客や海上に漂流している乗客がいないことを確認しているという。
また救助された人の一部は、医療処置を受けているそうだ。
火災の原因もまだ調査中で、インドネシア海軍は、乗客の避難活動に集中している。
インドネシアは1万7000以上の島々からなり、フェリーは一般的な移動手段となっているという。
ただ事故は頻繁に発生しており、その原因として安全対策の不備がしばしば指摘されている。(了)
出典元:NBC:Indonesian passenger ferry catches fire at sea, killing at least 5(7/20)