イスラエルの70代の女性、ネタニヤフ首相をRPGで殺害しようとして逮捕

イスラエルのネタニヤフ首相を暗殺しようとした容疑で先日、70代の女性が逮捕された。
他の活動家に協力を求める
イスラエルの警察は7月23日、70代の反政府活動家がネタニヤフ首相の暗殺を企てた疑いで、捜査対象になったと発表した。
警察によれば、女性の容疑者はネタニヤフ首相殺害の意図を表明し、武器の入手や首相の警護体制に関する情報収集のため、他の活動家に協力を求めたという。
イスラエルの国際重大犯罪捜査ユニット(National Unit for Serious and International Crime Investigations )と国内治安機関「シンベト」は、正式な起訴を待つ間、証拠を検察庁に提出した。
ロケットランチャーで殺害予定
その70代の女性はテルアビブ出身で、身元は明らかにされていない。彼女は約6週間前に逮捕され、現在は自宅軟禁となっている。
イスラエルの日刊紙「ハアレツ」によれば、関係筋の話として、この女性は最近体調を崩し、「ネタニヤフ首相を自分と一緒に連れて行く計画だ」と人々に語っていたという。
そして彼女の発言を聞いた複数の人物が警察に通報し、捜査が開始されたそうだ。
またこの女性は、ネタニヤフ首相を爆発装置またはRPG(ロケットランチャー)で攻撃しようとしていたと報じられている。
1995年、当時のイスラエル首相、イツハク・ラビン氏は、パレスチナとの和平努力に反対する右翼過激派によって殺害された。
1957年には、イスラエル初代首相のダヴィド・ベン=グリオン氏が、精神疾患を患った男性による手榴弾攻撃から間一髪で逃れたという。(了)
出典元:REUTERS:Israeli police investigate woman over suspected plot to kill Netanyahu(7/23)