インドで大規模な土石流が発生、4人が死亡、100人以上が行方不明

インド北部のヒマラヤ地域で土石流が発生し、数多くの人が現在も行方不明になっている。
大雨で鉄砲水、土石流となる
この災害が起きたのは8月5日、場所はインド北部のUttarakhand州にあるDharali地域とされている。
インド気象局は当時、同州の一部の地域で約21cmの大雨が降るとし、赤色警報を発令していたという。
その後、Dharali地域の山間で鉄砲水が発生。それが土石流となり谷を下り、大量の泥が建物や住宅を飲み込んだそうだ。
この土石流により、少なくとも4人の死亡が確認されたが、まだ約100人が行方不明になっており、今後も死者が増えると予想されている。
Water will always find a way, best is to stay away from it. Look natures fury in Uttrakashi, where instant flooding in Khir Ganga river just happened. pic.twitter.com/rXfowHC7Rq
— Parveen Kaswan, IFS (@ParveenKaswan) August 5, 2025
インド軍の兵士が救出活動
この土石流は大規模で、泥は屋根の高さにまで達し、町が瓦礫と共に飲み込まれたという。
インド軍の兵士、150名がすでに現場に到着し、何とか生き残っていた20人を救出するのを手伝い、さらに捜索と救助活動を行っているそうだ。
インドでは6月から9月にかけてのモンスーンの季節に、洪水や土砂崩れが珍しいことではないが、気候危機と都市化により、頻度が増え、被害の深刻さが増しているという。
世界気象機関は昨年、より強力な洪水や干ばつが災難のシグナルになっており、気候崩壊により地球の水のサイクルが、より予測できない状態になっていると指摘していた。(了)
出典元:The Guardian:About 100 people missing as flash flood tears through town in northern India(8/5)