飼育員がライオンに生きたまま食われ、サファリパークの観光客が撮影

サファリパークの飼育員が「ライオンに生きたまま食われた」と報じられ、動画がSNSに出回っている。その場にいた観光客はなすすべなく、ライオンが肉を噛みちぎるのを、ただ見ているしかなかったとのこと。
ジープから降りた飼育員
この事件は今月10日、タイの首都バンコク郊外にある「サファリ·ワールド(Safari World)」で起こった。ベテランの飼育員であるJian Rangkasameeさん(59才)さんが、ライオンのいる区域に捨てられたゴミを拾おうとしてジープから降りたところ、ライオンに襲われた。その場に居合わせた観光客はどうすることもできず、叫び声を上げるしかなかったという。
観光に来ていた現地有名医大のTavatchai Kanchanarin教授も、この残虐な場面を目撃。メディアに次のように話している。
「(1匹目のライオンは)だいたい30フィート(9m)離れた所にいました。それがゆっくりと飼育員に近づき、後ろから飛びかかり、引きずり倒して噛みつきました。すると他の3、4匹のライオンも寄って来て、飼育員に食いつき始めたのです」
教授は最初、ライオンが飼育員と遊んでいると思ったが違っていた。観光客を乗せた車を運転するスタッフは、自分の身の安全のため車に乗ったまま、クラクションを鳴らし続けることくらいしかできなかったそうだ。
銃を持ったスタッフが現場に到着してライオンを追い払った後には、骨が露出するまで肉を食われたRangkasameeさんの体が、血の海の中に転がっていたと報じられている。
SNSに出回っている動画はショッキングな内容のため、ページ内の埋め込みではなく、Xのポストで直接ご覧いただきたい。

安全基準は守られていたのか
飼育員を殺したライオンは殺処分される見通しだ。また現地警察は、サファリ·ワールドの安全管理に落ち度がなかったかどうかを調査している。(了)
出典元:New York Post: Lions eat zookeeper alive in horrific attack filmed by tourists: report(9/10)
出典元:Thaiger:Bangkok zookeeper killed in horrific lion attack at Safari World(9/11)