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オーストラリアで幼い少年がディンゴ（ウォンガリ）に襲われる事件が起き、当局が警戒を呼び掛けている。

腕や臀部、頭部を噛まれる

この事件が起きたのは12月18日、場所はクイーンズランド州にあるフレーザー島のオーシャンレイク・キャンプ場付近とされている。

その日の午後、突然5歳の男の子がディンゴに襲われ、腕や臀部、頭部を噛まれたという。

当時、父親も一緒にいたため、ディンゴが襲ってきた時に対処したが、その後少年は病院へ搬送されたそうだ。

子供を常に監視下に置くよう呼びかける

父親はディンゴを何とか引き離したが、少年はそれまでに複数の箇所噛まれ、軽い傷を負ったという。

現場での少年の容態は安定しており、その後、救助ヘリコプターでハービーベイ病院に運ばれたそうだ。

クイーンズランド州環境局は、ディンゴが挑発されたのではないとの見方を示し、少年や父親がディンゴに何かをしたことを否定した。

また環境局は、フレーザー島への訪問者と住民に対し、子供を常に監視下に置くよう注意を促している。

島のディンゴは保護されており、フレーザー島には、3〜12頭のディンゴで構成される20〜30の群れがいると推定されているという。

しかしディンゴに餌を与えることは禁止されており、それを行った者には高額な罰金が科せられるそうだ。（了）

出典元：7NEWS：Young boy bitten by dingo at popular holiday spot(12/19)