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インフルエンサーのファンら400人が街で大喧嘩、独警察が出動

インフルエンサーのファンら400人が街で大喧嘩、独警察が出動
Flickr_Ricardo Ramírez Gisbert

ドイツのある街において、ネットのインフルエンサーの呼びかけで多くのファンが集まり、お互いに喧嘩する事件が起きた。

 

9人を逮捕、複数のナイフも押収

 

その事件が発生したのは3月21日の夜(現地時間)、場所は首都ベルリンにあるアレクサンダー広場とされている。

 

この日、ネット上でライバル関係にある2人のインフルエンサーのファン、400人以上が集結。大規模な喧嘩が勃発した。

 

暴徒らは地下鉄の駅にまでなだれ込み、線路にある石を拾って、お互いに繰り返し投げ合ったという。

 

警察は暴力を抑えるために催涙弾を使用。4時間かかってやっと沈静化させ、9人を逮捕し、複数のナイフを押収したそうだ。(13人が犯罪の容疑で起訴される)

 

その後、警察はツイッターで2人のインフルエンサーが怠慢だったと非難。「(それぞれが)単にクリックを稼ぐため、またはフォロワーを増やすため、緊張に火を注ぐことが流行っているようだ」と投稿した。

 

原因はネット上での議論か

 

騒動のそもそものきっかけは、シュツットガルト在住のユーチューバーであるThatsBekirさん(20代)と、ベルリン在住のユーチューバーBahar Al Amoodさん(17)との、ネット上での議論だったという。

 

1万4000人のフォロワーがいるAl Amoodさんと、25万人のフォロワーを持つThatsBekirさんは、数週間に渡って互いを刺激し合ったのち、木曜日の夜に実際にアレクサンダー広場で会うことを約束。

 

またお互いに自らのファンに、自分をサポートするため広場に集まるよう促したそうだ。

 

この結果、両者のファンが激突することになるが、Al Amoodさんは警官に緊張を鎮めるよう訴えたものの、彼らは聞く耳を持たなかったという。

 

またThatsBekirさんの方は、この騒動により負傷。彼のマネージャーは、今回の騒動の責任がThatsBekirさんにあるとは信じていない、と語ったそうだ。

 

ネット上での仲間が集まり、起きた今回事件。まさに現代ならではの騒動といえるかもしれない。(了)

 

 

出典元:INDEPENDENT:Mass brawl between 400 rival supporters of social media influencers broken up by police in Berlin(3/22)

出典元:BBC:YouTube face-off: Berlin police break up mass brawl(3/22)

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