“世界で最も危険な鳥”を飼っていた米男性が襲われて死亡
アメリカで男性がペットとして飼っていた大型の鳥に襲われ、その後死亡が確認されたのをご存じだろうか。
鳥に襲われ、複数の深い傷を負う
その男性とは、フロリダ州のAlachuaに住むMarvin Hajosさん(75)。彼は4月12日の午前10時頃(現地時間)、自宅で飼っていた鳥の囲いに落ち、襲われたという。
そして度重なる攻撃を受けたとみられ、複数の深い傷を負い、その後病院で死亡が確認されたそうだ。
彼を襲ったのは「ヒクイドリ」という大型の鳥で、その姿はオーストラリアに生息しているエミュに似ていると言われている。
「世界で最も危険な鳥」
Hajosさんが飼っていた「ヒクイドリ」は背の高さが6フィート(1.8m)、体重は100ポンド(約45kg)、ナイフのように鋭い爪を持っていたという。
専門家の間では、この鳥は“世界で最も危険な鳥”として知られており、3本のつま先の内部にある爪は最大で4インチ(約10cm)にもなると言われている。
またどんな捕食者や脅威を与えるものに対しても、素早いキックで体を切り裂くことができ、この強力な足のおかげで深い森にある藪の中でも時速31マイル(約時速50km)の速さで移動するそうだ。
Hajosさんを病院へ運んだレスキュー隊員によれば、彼は「ヒクイドリ」のそばで倒れており、囲いに落ちた後、攻撃されたと考えているという。
また現在も「ヒクイドリ」はHajosさんの家の敷地におり、保護されているそうだ。
このような獰猛な鳥を飼っていたとは驚きだが、不運が重なってしまったのかもしれない。(了)
下は2016年に公開された動画。
出典元:ABC News:‘World’s most dangerous bird’ kills 75-year-old man in Florida: Officials(4/15)