ロシアのロケットに落雷!打ち上げ10秒後に光が貫く映像がショッキング
ロシアで打ち上げられたばかりのロケットに雷が落ち、その瞬間の映像が公開されている。
ロケットの先端に雷が落ちる
落雷に遭ったロケットとは「Soyuz 2-1b」。これには新しいナビゲーションシステム「GLONASS-M」の衛星が搭載されていたという。
そしてこのロケットは5月27日6時23分(世界協定時刻)、ロシア北部のプレセツク宇宙基地から打ち上げられた。
しかし打ち上げからわずか10秒後に、雷が発生。雷がロケットの先端に落ち、3段目のブースターまで光が貫いた。その時の様子がこちら。
Поздравляем командование Космических войск, боевой расчёт космодрома Плесецк, коллективы РКЦ "Прогресс" (Самара), НПО имени С.А.Лавочкина (Химки) и ИСС имени академика М.Ф.Решетнёва (Железногорск) с успешным запуском КА ГЛОНАСС!
Молния вам не помеха pic.twitter.com/1cmlZ4hD1g— Дмитрий Рогозин (@Rogozin) May 27, 2019
そのまま上昇し、予定通り軌道に突入
この動画は、ロシアの宇宙開発全般を担当している国営企業「Roscosmos社」のディレクターであるDmitry Rogozin氏が、ツイッターに投稿したもの。
映像ではその後の様子は映っていないが、ロケットは落雷があってもそのまま上昇。3.5時間の飛行を続け、低地球周回軌道に入り、予定通り衛星を運んだという。
ソユーズにはこのようなアクシデントを想定した防御システムが備わっており、実際に落雷によるロケット・システムへの影響はなかったそうだ。
Rogozin氏もツイッターにおいて「雷はあなたたちの障害にはならない」とコメントし、科学者やロシア宇宙軍を称えている。(了)
出典元:MailOnline:Electrifying footage shows the moment Russian Soyuz rocket is struck by lightning during launch — and STILL manages to lift off successfully(5/28)